さて、前回の「2日目」の投稿から随分時間があいてしまいましたが(汗)
いよいよ成田検疫3日目、出所日&フライト当日です!
10月2日。
下は、検疫所にて朝ご飯のうさちゅう。
朝4時。
モーニングコールが鳴りました。
なんでこんなに朝早いかというと、部屋いっぱいに散らかした荷物が全然片付いていなかったからです……(汗)
しかし、流石に眠くて暫くオチていた模様。
気がつくと、もう6時!!
ぎゃー! と飛び起きて、大急ぎで鞄のものを詰め、目覚ましに大浴場へ。
最後のサウナを楽しんで出て来たら、もう8時。
あーあ。折角朝ご飯つきだったのに、結局一度も食べなかった(涙)
(ご飯よりサウナが優先です! だって、アメリカに大浴場なんてないもん(涙))
検疫は8時半にオープン、私のフライトは11時ですから、9時にチェックインカウンターに行こうとすると、8時半に検疫についていなくてはなりません。
成田エクセルホテルからは、大体20分に1本の割合で空港行きのバスが出ていますので、それに飛び乗ってホテルを出発しました。
うん、これなら8時半過ぎに空港到着だ!
……と思いきや、やっぱりハプニングが(涙)
なんと、今日食べさせるうさちゅうの野菜と、ローヤルゼリーを飲ませるジュースを冷蔵庫の中に入れっぱなしで忘れてきてしまったのです!
さあ大変!
今更、野菜を買える場所なんてない。どうするか?!
即ホテルに電話し、私の泊まっていた部屋の冷蔵庫から中身一式取り出して、次のホテル発の無料バスの運転手さんに持って来てもらうようお願いできないか、と頼みました。
ホテルから空港まで大体15分。予定より遅れるけれど、先に検疫に顔を出して出所の準備をしてもらい、野菜を取りにバス停まで戻れば、なんとか30分程度のロスで済む!
というわけで、朝から大変慌ただしいことになりました……。
(あ、勿論エクセルホテルさん運転手さんに野菜の袋を持たせてくれました(^^;) この場を借りてお礼申し上げます。)
うさちゅうは、係留生活にも随分慣れてきたようで、ペレットも朝からちゃんと食べてくれました(相変わらずニンジン味しか食べないけど……これだから、子供のときだけ子供用の特別なペレットをあげるのは危険なんですよ……ええ……)
野菜も勿論食べさせておきます。とにかく、これから長いフライト、脱水するのが一番怖い。
無事検疫所で健康証明書をもらい(白と青の2枚の紙)、4階の出発ロビーに向かいます。
この時点で、フライトまで残り1時間半。
まあ、散々アメリカと日本を行き来してますが、1時間あれば大抵はなんとかなるので(ならないこともありますが(汗))大丈夫だろう、と思っていました。
が……。
列がなかなかすすまない……。
考えてみたら、私はいつもユナイテッド航空、夕方にしか出発したことがなかったのです(汗)。
ところが、朝だし、ANAだし、そりゃいつもより混んでるよね……(涙)
そして、やっと順番がまわってきてみれば、受付のお兄さんは明らかに今まで動物チェックインをやったことがない方(涙)
いや、誰でも最初はあるから仕方ないし、一生懸命やってくれたので、別に悪い印象はないのですが。
前回、うちの3匹のウサギ達を連れて渡航したとき(やっぱりANAでしたが)は、もうエキスパートのお姉さんがいて、そのお姉さんのお陰で我々全員なんとかフライトできたので、そのギャップが……
(その時は、こちらも慣れていなくて、チェックインエリアに入る前に、「そこにウサギケージ置いて下さい」と言われてケージ置きっぱなし、そのままなんとウサギをチェックインせずに出国カウンターまで行ってしまい、あと一人で自分が出国する番、というときになって、「ねえ、うちら、ウサギのチェックインしてないよね?!」と思いついて、猛ダッシュでカウンターに戻りました。
はたして、2段重ねのウサギケージは、チェックインエリア手前にポツネンと放置されっぱなし(涙)
何故そんな時分になるまで二人してウサギのチェックインに気が回らなかったのか、未だにナゾです。あのまま、思いつかずに飛んでいたら、と思うとゾッとします。
当時はバリケンネルの背面に穴が開いていなかったため、このままでは受け付けられないと言われ、そのエキスパートのお姉さんがなんとドリルを持ち出して背面に穴を空け(当然ウサギは入ったままなので私がオシリに穴を空けられないよう抑えた)、残り20分でウサギのチェックインを済ませ、ANAの地上係員さんにエスコートされて、ゲートクローズ1分前に機内に飛び込みました……ANAのみなさんありがとう(涙))
以下、そのお兄さんと私の会話。
お兄さん:「ケージのサイズ計りますね」
私:「どうぞ(内心、どうみたってバリケンネルのP100だろう、と思ったが口には出さず)」
約10分経過(その間ノートを調べたり、あっちこっち電話したり)
お兄さん:「アメリカ行きですので、デフォルトで2個口になります」
私:「わかりました(実は良くわかってないけど)」
お兄さん:「動物検疫で貰った健康診断書ありますか?」
私:「はい、これです(白と青の両方を渡す)」
お兄さんは、書類をもってどこかへいってしまいました。
その間に、コッソリ、レタスを牧草の下に大量に忍ばせました。
その間、約10分。
お兄さんが戻ってきたので、きいてみます。
私:「あの、ウサギが上空で何も飲み食いしないと胃腸の動きが止まって危険なんですが、野菜入れてもいいですか?」
お兄さん:「確認しますので、ちょっとお待ち下さい」
いやー、なんか、色々困ってるな〜(^^;)
それどころじゃない、って感じ(苦笑)
お兄さん:「ケージに、ロックが必要ですね……」
私:「えっ?!」
お兄さん:「ウサギさんが移動中に扉を開けて出ないように、ロックが必要なんですよ。でないと受け付けられないんです」
私:「ロック……ついてない……(汗)」
前回はそんなこと言われなかったので、大変焦りました。が、幸い、トランク用の鍵を持ち歩いていたので(いつもアメリカ行きだから使ってなかった)、それで無理矢理ロックしました。
その間のうさちゅう。なんか不安そう。。。
なあ、何やってんの??
暫くして、ゴルフ練習場で使うようなネット登場。
私:「あっ……その前に、水ボトル固定していいですか? 何かの弾みで落ちてしまうと、ウサギが水を飲めないので。ガムテープ貸していただけます?」
で、テープで水ボトルを固定。無理矢理かけた鍵も見えます。
お兄さん:「じゃ、飛行機の中で滑らないよう、網かけますね」
また暫く時間が経過。
お兄さん:「書類お返しします」
なんか、一枚しか返してくれない、とかってありそうだな〜と思いつつ見てみると、ホントに青い方しかない(笑)ちょっと吹きそうになりました。
白い方は、日本に再入国する際に必要なのです。
もっとも、うさちゅうは既に9歳、もう日本の土を踏むことはないと思いますが……。
私:「すみません、白い方も必要なんですが……」
お兄さん:「あっ、すみません!」
そして、またどこかに走り去ってゆきました(^^;)
しかも、結局野菜入れていいのかどうか、返答なかったし(笑)
(これ幸い、勿論野菜はそのままにして預けました)
ようやく、全部の手続きが終わり、ウサギ分の料金を払いに支払いカウンターへ。
そこで、思わぬ数字が。
お姉さん:「44000円になります」
私:「えっ……(絶句)」
だって、前回は、バリケンネルのP100は1ケージ22000円だったのです(涙)
だから、今回もそうだと思っていたし、旅行会社の人もそのくらいだと言っていたのに(涙)
それで、ようやく「デフォルトで2個口」の意味がわかりました……。
つまり、どうやらいつからか、アメリカ行きの荷物(別料金分)は、最低2個口カウント、つまり44000円になってしまった、ということです(涙)
他の航空会社はどうなんだろうか。
……まあ、他の方が安くても、やっぱりANAにするけどね。
やっぱ、今のところ、一番信頼できるし。
詳しく確認している暇もなかったので、カードで払ってそのまま出国ゲートに直行しました。
(後日一応ANAに電話して確かめましたが、やっぱりアメリカ行きは最低44000円からだそうです)
そんなこんなで、結局チェックインカウンターを離れたのは、飛行機のゲートクローズ30分前。
こういうこともあるから、やっぱりチェックインは2時間前が基本ですね(^^;)
幸い、出国手続きでもそれほど混むことはなく、無事飛行機に乗ることが出来ました。
しかし、もうジタバタしても仕方がないとはいえ、13時間本当に胃が痛かったです……(涙)
ひたすら何もトラブルが起きないこと、飛行機が揺れないことを祈りつつ、
頑張れ、轟音に負けるな、うさちゅう!! と胸の中で繰り返しておりました……。
成田からワシントンDCまでは、大体13時間半の航路です。
フライト2時間前には、野菜を食べさせているので、もしその後全く何も口にしていなくても、15時間半。
最悪、具合を悪くしていても、空港から病院に直行すれば間に合います。
WashingtonDCに到着。
ようやく着いたのに、今度は入国手続きで長蛇の列です(涙)
かんべんしてよ、一刻も早くうさちゅうの顔が見たいのに!!!
結局、1時間以上も並ばされて、入国審査の兄ちゃんと「へー、生ウサギ連れてるの!」なんて会話をして、荷物引き取り所へ直行しました。
はたして、ご機嫌なお兄さん二人に付き添われたうさちゅうケージ発見!
私:「うさちゅう〜〜〜〜!!!無事だったか!!!!」
もう涙のご対面です。なんと、しっかり、隠したレタス+ペレット全部食ってました(笑)
これで一安心です。写真とりたかったけど、まだ外に出るまでは携帯禁止なので、やめておきました。
付き添いだった空港職員のアジア系のお兄さんが、「ここで見ているから荷物をとっておいで」と言ってくれて、私が2個口の大荷物なのを見ると、「ウサギ運んであげるよ」と手を貸してくれました……(涙)
WashingtonDC、都会だからきっと皆冷たいだろうと思っていたのに、お兄さん、いい人だよ!!!
生ウサギがいるので、そのままCustomへ。
……と、ここで、また問題が起こりました……(汗)
いや、私がアホなんですが。
何処の国へ入国するときでもそうですが、税関申告書を書かされます。
この税関申告書の中に、「生きた動物を持っているか」というチェック項目があります。
ここが、英語なら、”live animal, animal meet, …”という感じで続くのですが、これを日本語に訳した紙には、「動物、動物の肉、…」と書かれているのです。
勿論、ウサギは「動物」なので、このチェック項目は「はい」にしなければならないのに、私は何をぼうっとしていたのか、「うーん、肉は持ってない」と思い、「いいえ」にチェックしてしまったのです(汗)
(というか、もうこの申告書飽きるほど書いてるので、ついいつもの通りで手が滑った)
さあ、大変です。
勿論、検疫で待っていたお姉さんに怖い顔で睨まれました。
お姉さん:「どうしてNOにしたの? ウサギがいるのに」
私:「すみません、肉のことだと勘違いしました」
お姉さん:「勘違いって……しっかり動物と書いてあるでしょう?」
私:「(半分ヤケ)ええ、しかしそれ日本語で、肉、肉って書いてあるから、肉のことだと思ってしまったんです。すみません」
……いや、この申告書が英語のフォームだったら、やばかったかも(汗)
内心、自分から検疫に来たんだから、許してよ、って思いましたが、お姉さん、思いっきり私の過去の入国記録調べてました……(汗)
5分ほど画面とにらめっこして、「まあいいわ」とやっとお許しが。
まあ、ひとたびお許しが出れば、「ウサギ! かわいいわねえ」と随分フレンドリーでした。
ただし、やっぱり牧草の持ち込みはダメ。全部ここで捨てろ、と言われました。
それから、「ラビットフードは持っている?」と。
やっぱり訊かれたか……。
実は、うさちゅうはOxbowも食べるようになってきた、と報告を受けていたのですが、この3日間はまったく口をつけず。
子供のころに食べていたペレットでさえ、ニンジン味の甘いペレットしか食べない状況だったので、このペレットを取り上げられてしまうと、大変なのです。
しかし、最初で既にメチャクチャ印象悪くしているので、これ以上の虚偽報告は危険だと思い、仕方なくパッケージを見せました。
お姉さん:「これは、肉は入ってる?」
私:「いえ、入ってません。ウサギは完全なベジタリアンなので」
……といったって、成分表が日本語じゃ、信用できんわな(汗)
お願いだから、それは取り上げないで! という祈りが通じたのか、お姉さんはそのペレットの袋を返してくれました……ホッ。。。
ようやく、検疫を通過。
その間もじっと待っててくれた空港係員のお兄さんがまたうさちゅうのキャリーを押してくれて、なんとか無事出口まで辿り着きました!
あまりに親切にしてくれたので、チップを渡そうと思いましたが、「これが仕事だから」と笑って断られてしまいました(^^;)
まさか、アメリカでそんな言葉をきくとは! ちょっと感動。
外に出ると、うさちゅうの本当の飼い主のYさんが、うさちゅうを見るなりみるみる目に涙を浮かべて立っていました。
隣には、こちらで知り合った優しい彼氏J君の姿も。
うさちゅうをレンタカーで迎えに来るために、ニューヨークからバスでわざわざ5時間かけてワシントンDCにまで来たのだとか。
無事Yさんに会えてよかったね、うさちゅう!
とにかく、なんとかフライトは乗り切った!
あとは、おうちでゆっくり休んでもらうだけ!
……と思いきや、実はそのあとがまた結構大変だったのです……。。。
続きはまた別エントリーで。
はじめまして。NJ在住のものです。
私もうさぎを連れて日本からやって来ましたので、懐かしいです。
2002年の7月に来て、10歳の今でも元気です。
検疫所は環境があまりに違いすぎたのか飲食が十分に出来なかったようで、気の毒でした。貨物室に入れるのも、寒いんじゃなかろうかと気になって仕方ありませんでした。
はじめの土地はシラキュースという田舎町だったのですが、飛行機で最終目的地までうさぎを運べず、JFKまでしか行けなかったので、初めての海外ドライブをNYCからという試練もありました。
日本では狭いケージに入れられて、夜の数時間だけうさんぽさせてましたが、アメリカに来てからは夜だけケージに入れて後は放し飼いにしています。ソファの上にいるのが好きで、2階に探検に行ったりしますよ。
ウィスコンシンはもう寒くなってきたのではないでしょうか。お風邪などを召されませぬよう・・・。それでは失礼いたします。
10才とは、立派な長寿ウサギさんですね!
こちらへはウサギさんが若い頃にいらしたのですね。うちのウサギを見ていても、アメリカでの生活の方が、ウサギにとっては楽そうに見えます。もともと野生の穴ウサギのいる土地ですから、気候なども合っているのかな。
私達は2006年に渡米しましたが、日本産ウサギはプチの一匹だけになってしまいました。この子には、なんとしても、長生きして欲しいです。
初めまして。Lunaと申します。現在、アメリカ在住で家族と共にうさぎ(レスキューしました)を飼っているのですが、将来、日本もしくはドイツに転勤の可能性が0ではないため、万が一の事を考えて調べていた最中にこのホームページへたどり着きました。
またお邪魔させてください。
Lunaさんこんにちは!
またまたUSウサ友が!!(勝手にすみません(汗))
日本に連れて帰るときは、半年以内に発行されたこちらの獣医の健康診断書で、USDAが認可したもの、みたいなのが要るみたいです……
数年後にウサギを連れて日本に戻ることになると思うので、そのときまたレポートしますね。
あと、もしまだ日本にご住所がおありでしたら、是非現在募集中の動物愛護法改正パブコメを送っていただけたら嬉しいです。当ブログトップページに入力支援フォームへのリンクがあります。
パブコメ、利用させて頂きました!少しでも日本のウサギたち、動物たちの環境が良くなりますように!
ありがとうございます!(^^)