12/7〆切【動物愛護法改正】パブコメはウサ飼い必見!学校ウサギのためにコメントを送ろう

12/7は「動物愛護管理のあり方について(案)」等2件のパブコメ〆切です!
今回は「学校ウサギ」「実験ウサギ」への管理のあり方についての提案等がされており、ウサギオーナーは必見です!
(正確には「学校飼育動物」「実験動物」ですが)

パブコメ作成支援フォームを公開しましたので、まだ送ってない方は是非一度見てみて下さい。
他にも、「虐待の防止」「多頭飼育の適正化」 など、大事な項目が目白押しです。
(このエントリの最後にもリンクがあります)

http://ethel.sakura.ne.jp/aigo/

以下、特にウサ飼いが気になりそうな部分をピックアップ。

5.実験動物の取扱い

実験動物の管理者等は「実験動物の飼養及び保管ならびに苦痛の軽減に関する基準(平成 18 年環境省告示第 88 号)」に基づき、研究機関等による自主管理を基本として実験等の適正化を図っているところである。この自主管理体制においては、不適切な事例や問題点がほとんど見られないことに加え…

自主管理体制の中で「不適切な事例や問題が殆ど見られない」って堂々と書くなんて、それ一体どこの途上国ですか(呆)業界のウチワ監査で問題が指摘されないのは当然でしょ!
勿論、きちんとしているところもあると思うけど、たとえそうでも、別の専門家やきちんとした動物愛護団体が見れば気づく欠点もあります。人間なんだから、絶対はないし、だからこそ多くの人の目が必要なんです。
こんな一文は(国際的に見ても恥ずかしいので)削除すべきです。

8-4 学校飼育動物および公園飼育動物の適正飼養

学校で飼育されている動物は、不適切な管理により死亡したり、虐待の対象とされた例もあることから、適正な飼養管理や実態把握ができる仕組み作りが必要であり、必要に応じて文部科学省等を通じて学校等に助言等を行う必要がある。

もう、なんじゃこりゃ、です(脱力)
まず、「誰が」実態把握や管理をするのか書かれていない。他の項目には、「自治体が」とか「行政が」とか書かれてるのに、ですよ?!
文科省と事を構えたくないから、責任を有耶無耶にぼかして、何もしたくない、というのが見え見えの文章です。

しかも、その文科省でさえ、「必要に応じて助言」って、なんじゃそりゃ! です。
勿論一部の学校の話ですが、以下、学校ウサギ達が舐めている辛酸。

  • 休日はご飯もお水も貰えないので、う●ちとおしっこを飲んでしのいでいる。連休は毎回飢餓との闘い、それで衰弱したりするとハエに卵産みつけられてショックで死ぬ
  • 小屋の床はコンクリートの打ちっぱなしで、足はオシッコでよごれ、ひどいソアホックになっている
  • 鶏と同じ小屋に入れられ、つつかれて毛を毟られたりしている
  • 去勢/避妊をしていない集団飼いのため、ストレスで喧嘩が絶えず、耳を齧られたり怪我が絶えない
  • オスメス同じ小屋飼いで、雌は絶え間なく妊娠、子供は踏みつぶされて全死。しかも、その死んだ子ウサギの埋葬を子供にやらせている(<今までに見た一番最悪の例)

こんなのが、「助言」で終わりですか?
コレ、最後3つは、アメリカだったらアニマルポリス出動の犯罪ですよ?!
(まあ、日本の愛護法だって、飢えさせるのは犯罪、多分無制限繁殖で子ウサギを大量に死なせるのも犯罪でしょう)

まあ、最後みたいな強烈なのは、最早過去の話になっていると思いたいですが、現在も知恵袋サイトみたいなので「学校ウサギが休日に餌をもらえず可哀想なのでこっそり通って餌を与えているが、今後どうしたらいいか」みたいな質問が周期的に上がっています。

この問題の深刻なところは、そうやって運良く優しい隣人に気づいてもらえても、その人が行動を起こすことで地域とうまくいかなくなったり、子供が学校で不利益を被るのでは、といった懸念で表沙汰になりにくことです。
いや、現状、表沙汰になったところで、 多分自治体は二の足踏んで手が出せないでしょう。だって動物取扱業者じゃないから、管理不行届で取り締まれませんし。

たとえ獣医師等の協力で問題解決しても、そんな酷いことをしといて、学校への処分はまったくないのが現状です。

学校が率先して動物愛護法違反をやらかして、しかもそれが裁かれない、それを見ている子供達は、一体どう思うんでしょうね?

実は、小学校1年生の「せいかつ」の教科書には、バーンと、「どうぶつをかってみよう!」なんて項目があって、カワイイうさぎの写真が乗せられていたります。
こんなもん見せられたら、「ウサギ欲しい!」ってなるに決まってるだろ(汗)という懸念はおいといて。

問題は、「生き物に親しみをもち、大切にする」のは指導要領の目標に書かれているのですが、動物を飼う者の義務、つまり愛護法をきちんと教える、という目標は小学校6年間の指導要領のどこにもないのです。
4学年になれば、「理科」の指導要領で、(観察のため)動植物を探したり育てたりして、というような語句が出てきます。(まあ、実際には魚だったりするかもですが。)

つまり、文科省の指導要領を見ると、動物を飼うことの恩恵(利益)は教えなければならないが、義務は教えなくてもよい、ということになっているのですよ…。
(「大切にする」「生き物を愛する心を養う」と書くだけで、動物愛護法の基本理念や飼い主の義務まで突っ込んで授業をしろ、というのは無茶な話です。ただでさえ、他の科目でキュウキュウに授業時間がつまってるのに!)

まず、そこから正せ、で、2日くらい食事抜いたって死なない、それで生き残れないのは自然淘汰、とか全く勘違いしている教師も勉強しろ! と腹の底から思います。

犬及びねこの夜間展示の禁止、8週齢未満の個体の販売禁止

これ自体は喜ぶべきだけど、犬猫以外はどうなるのか?
夜間営業しているペットショップは、犬猫が売れないからエキゾチックアニマルを売って客足を稼ごう、というのは十分有り得ます。

もとから、ウサギやフェレットやその他諸々が欲しい人はいいのです。
でも、ふらっと寄って、犬猫はいない、でもミニウサギの子ウサギ(そこそこ4週齢、親から離されたのは2週齢)が3000円で売られてる、 可愛いから連れて帰っちゃおう♪ 値段も手頃だし、、
で、ウサギをまともに診療できる獣医も探さないまま買っちゃった。
……とかって、いかにもありそうな話に思えませんか?

私は犬猫以外も同等の扱いにすべきだと思います。

また、これもまだ「案」であって、犬猫でさえ、本当に通過するかわかりません。「賛成」の声が少なかったら、業者の巻き返しで骨抜きにされてしまうかもしれません。

メディアが 今回の「改正案」を流し、まるでこれらの事が決まったみたいな印象を植え付けてしまいました。
でも、まだ決定ではなく、今その案についてのパブリックコメントを募集しているのです。
(そのことに全く触れないメディアは業者に袖の下でも贈られてるのか? と疑ってみたり。。それとも、メディアはパブコメには触れちゃいけないとか規則あるの??)
今回のパブコメで「賛成」の声が少なかったら、業者の反対票によって改悪されてしまうかも知れません。

(パブリックコメントは多数決ではない、というのは十分理解しています。しかし、賛成の声が集まらず、「改変すべきである」という提案が多数あれば、消去法的に案は改正が必要だという声が集まった、という事実だけが残ってしまいます。
私も出来るだけ改悪される可能性がありそうなところには「賛成」を表明したつもりですが、とくに後半抜けているところもあると思うので、積極的に探してご自分の言葉でコメントしてみて下さい。)

このエントリを見て、パブコメ送ってみよう、と思った方は以下のリンクからどうぞ。チェックボックスにチェックを入れ、自分の意見を書き足す(必須ではありませんが)だけで、メール用送信文が簡単に作れます。

↓↓↓ こちらからどうぞ ↓↓↓

http://ethel.sakura.ne.jp/aigo/

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2 thoughts on “12/7〆切【動物愛護法改正】パブコメはウサ飼い必見!学校ウサギのためにコメントを送ろう

  1. フォームの作成および提供に感謝です!
    おかげさまで、スムーズに送信まで行うことができました。
    本当にありがとうございます。
    動物たちの輝かしい命と無償の愛のため、一歩でも進み社会全体の意識が変化することを心から願います!
    ありがとうございます!

  2. yamamotoさんこんにちは!
    フォームお役に立てたようでよかったです(^^)
    あと1日、多くの人の声が届きますように!

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