アダプション

8月13日月曜日、とうとう三度目のお見合い兼お試し移住としてマンゴー君がうちにやってきました。
7時半、と聞いていたのですが、なかなかやってこず、来週の月曜日だったか?
と、自分のまだまだ至らない英語力を疑いつつも、ジョージはやってきました。
うちの折りたたみ式(ポータブル)移動ケージより少し大きいだけのケージでマンゴー君御来訪。
最初は、誰のテリトリーでもないキッチンでエセルとマンゴー君だけで相性を確認。


ここは、下がつるつるのビニル素材で、二人はつるつる滑りながら、追いかけるでもなく、場所を探検し、時々お互いを意識しあう、という感じ。
こういうとき、えせるは本当に恐いもの知らずというか、好奇心旺盛というか、すかさずまんごーの入ってきたキャリーに潜入し、匂いを確認している。
これは、いちおう、我が家の頭領という責任感からなのか?
ただ単に、無邪気に見える……。
娘のプチだけが、ジョージの腕を逃れ(ジョージの腕は、猫に引っかかれたように流血……ごめんね。しかも、うちには救急箱もなかった……)、パンパンと後ろ足で音を立てる。
暫くキッチンでえせるとまんごーの様子を見ていたジョージは、この二人は大丈夫、と見て、ただプチがこの状況に慣れるにはかなり時間がかかるだろう、と見解を述べる。
その後、彼はアダプションに当たってのステップを細かく記載したペーパーと契約書類を出し、色々と注意をくれた。
(これは、のちのち和訳して資料館に載せます)
午後九時から、午前二時過ぎまで、娯楽作品をPCで見ながらうさぎ達の様子を見るに、直接触られさえしなければ、プチもそんなに気にしていない様子(そういえば、ろすの時もそうだった)。
とにかく、みんな早すぎる事はあっても遅すぎた例は無い、とジョージはアダプションにおける環境適応のプロセスについて何度も説明した。
まんごーはお嬢さんズに比べてもう一段毛の密集具合が凄い。
だからか、どうも熱さにばてやすいように見える。
(HRSはばっちりクーラーがきいているからな……)
今はちょっとおでぶちゃんのようなので、環境に慣れたら徐々にダイエットをしていただくつもり。
男の子なのに顎に肉垂れが出来ている……。
あと、動きが重い。
水はよく飲み、おしっこもびしゃびしゃ。
ただ、ご飯は1/4カップ(40g)はガッつかずに、小分けにちびちびと食べている。
年はまだ一才未満との事。
もうちょっと大きくなるかもしれないらしい。
(この子を見てえせるを見ると、えせるが子供に見える……えせるは子豚だと思っていたのに……)
なんにせよ、アダプションがうまく行かなければHRSは引き取る、との事。
目の疾患は、聞いてみると、先に書いた先天性眼瞼下垂ではなく、逆まつげ、というか、目蓋が内側に巻いてしまうものだったらしい。
そして、もっとも重要なこと。
うちは、たぶん、代々男の子のうさぎはアイオロス・ヴィンセント・エインズワースと名づけていくことになる。
ろすの事を忘れるわけじゃない。
どこか悲しそうな目をした、ろすの三倍はあるまんごー君の目が、きらきらと楽しそうに輝いてくれるように、頑張ろう。
ろす太じゃないけれど、はしばしの動作がろす太に似ていて、見ていると涙が出てくる。
茶色のちびろす太は一生仔牛の特別の子だろう。
初代ぷち・えせるがそうだったように、その跡を引きづいだろすがこんなに特別になったように、また、きっとまんごー改め二代目ろすも、きっと特別のうさぎになるだろう。
当たり前の事だけれど、愛情っていうのは分けて減っていくものじゃない。
きちんと正面から向き合えば、目減りするものなんかじゃなく、増えていくしかないものなんだと思う。
いなくなってしまったろす太はますますかわいいし、えせるもぷちもとても大事。
だから、まんごーろす太もはやく、でもあせらなくていいから、ここに慣れてみんなでいっしょに遊ぼうね。
ジョージに捨てれたのかと、寂しそうな目をしていたまんごーろす太、お風呂から上がってみてみると、キューブを齧ったり、お手洗いで草を食べたり、それなりに意気消沈せずに頑張っている。
クーラーかけたからかな?
この子はどうやら25度がお気に入り。

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