2013/11/12追記:この記事は2012年のものです。現在東急ハンズでリアルファーが売られているか、当方は把握しておりません。
このエントリーだけ見てハンズに抗議文を送るような事は決してなさらないで下さい。下記リンクのハンズからの回答もご覧下さい。
2012/11/5 この件について、ハンズ側から返答がありました。こちらの記事もご覧下さい。
先日、東急ハンズで、ウサギの毛皮が目立つ場所で販売されているのを見ました。
(ウサギだけじゃなかったけど)
正直、東急ハンズは好きだったので、大ショックでした。
あれ、犬や猫の皮だったら、あんな場所に堂々と展示したかしら?
ウサギをペットとして可愛がっている人が、あれを見たらどう思うか、まったく頭にないんだろうな、という感じのディスプレイでした。
しかも、利用例として展示されていたのが、ラビットファーをそのまま貼付けたハンドバッグ!
一体、鞄がリアルファー着る理由がどこにあるの??
今年ファーが流行っているのは知っていますが、恐れていたことが現実に、という感じです。
もう、海外では既に……云々はいいません。これは、海外の手なんか借りずに、日本でウサギを愛する人達が声を上げなければならない問題だと思うので。
是非、一度、お近くの人はハンズに見に行ってみて下さい。
そして、毛皮になってしまったウサギたちが、どんな環境で育てられたか、推測してみて下さい。
ウサギが好きな人なら、大事にされたウサギって、あんなボソボソ、ゴワゴワの毛じゃない、とすぐに分かります。
足の部分は、白いはずの毛が、オシッコで染まって黄色になっていました。
絶対、バッテリー飼いで外にも出してもらえず、毛繕いすらまともに出来ない環境で育てられた子たちです。
あの感じでは、足の裏なんかも、ソアホックでひどいことになっていたかも知れません。
ちなみに、その隣には、カエルの皮をそのまま使った財布が大量に置かれてました。
見た目カエルそのままです。作り物かと思ったら、中身を抜いたホンモノのカエルの皮でした。
あんなの本気で使う人がいるの??
ただ珍しさを狙うためだけに、あのカエルたちは命を奪われたんでしょうか?
東急ハンズさん、そのへん、一体どう考えてるんでしょうね?
ちなみに、私は勿論、東急ハンズにメールフォームから直接抗議しました。
たとえ百歩、いや一万歩譲って、あのウサギの毛皮が肉の副産物だとしても、飼育環境がもっとまともなウサギの毛皮を扱って、ブームに流されて安易に買われないよう、値段ももっと高くすべきです。
っていうか、ハンズみたいな誰でも買える場所で扱うものじゃない。
肉の副産物というなら、ちゃんと動物福祉にも気を配っている専門店だけが扱うべきです。
ウサギ一匹分の毛皮、命の値段が千円ちょっとって、絶対何か狂ってるよ。
(勿論カエルの財布も)
以下、私が送ったメールのコピーです。(地名は伏せてあります。伏せ字の字数も適当です。どうしても知りたい方は直接私宛にメール下さい。)
——
先日、○○のハンズでウサギなど毛皮を大変目立つ場所で販売しているのを見て、メールしました。
値段は千円台で、その安さにも驚きました。
私はウサギを飼っているので、そんな値段で提供できるウサギ達がどんな育てられ方をしたか想像がつきます。
ウサギの毛皮というのは、大事に育てれば、もっと柔らかく、ふかふかなのです。あんなにボソボソ、ゴワゴワではありません。
しかも足の部分は、本来白い毛のはずが、オシッコで黄色く染まっている。
あれは明らかに、ろくに毛繕いも出来ないような狭いケージに閉じ込められて育ったウサギの毛皮です。
あの様子では、足も毛が禿げてソアホックになり、ウサギ本人も相当痛い思いをして、苦痛の一生だったかもしれません。
どうか、毛皮にされてしまった動物たちをペットとして愛する人が居る、ということを忘れないで下さい。
そういった人にとって、あのような毛皮のセールがどれほど胸の痛むものか、ご想像下さい。
あれがもし犬や猫の毛皮だったなら、あのように堂々と販売したでしょうか?
側には使用例として、ウサギの毛皮1匹分使用したハンドバックが展示されていました。
一体、命を奪ってまで、ハンドバックがリアルファーを着る理由があるのでしょうか?フェイクで十分では?
また、カエルをまるまる一匹使った財布も大量に売られていました。
あれを本気で使用する人がいるのでしょうか。
ただ奇をてらい、話題のためだけにカエルの命が奪われたのなら、こんなに理不尽なことはありません。
私には、貴社があれらをわざわざ展示し、販売する理由が解りません。
毛皮のような素材が、ハンズのような場所で手軽に手に入ることにも納得が出来ません。安易な毛皮ブームを煽りかねないからです。
本当に欲しければ、消費者がきちんと毛皮の専門店に問い合わせるべきです。
私は御社が毛皮を扱っていることを知らなかった頃、ハンズが大好きでした。
だからこそハンズには、命を無駄に犠牲にしない形での、わくわくするようなアイデア商品を提供して欲しいと思っています。
しかし今後は、ハンズの売り場から毛皮製品が完全に消えるまで、ハンズでは買い物は致しません。
どうぞご検討下さい。お願いします。
私もハンズ大好きだったのに、、信じられない。ホントに?って感じ。
うさちゅうも毛が抜けて抜けてもう一個うさちゅうができそうなくらいな量だけど、、、。毛皮は、、、。ハンドバック、、、。理解できない。
でしょ?! ホント、ハンズ好きだったのに、残念だよ。
でも、昔からどうも毛皮は売ってたみたい。で、今年の毛皮ブームで、ブースを前に出したんだと思う。
犬用のおもちゃとか、ウサギの毛皮で作ってるのも売ってるらしいし、そういうこと頓着ない企業だったんだって、今更ながらびっくり。
東急グループの印象まで悪くなったわ〜。
はじめまして、何度かこちらのブログにはお邪魔させていただいた事がございます。
我が家には3ウサ(みんな♂)がいます。
ハンズには革製品(製作するもの道具など)売ってますもんね、数は少なくても。
私は革を使ったカバンを友人に頼まれ革を見に行く為とある革卸専門店に行きました。
去年ですがちょうど服飾関係の先生と生徒さんがお店ツアーしてたんでしょう。
店先にファーが販売されていてラビットファーも当然ありました。
先生が「リアルファーを使ってこそデザインが生きるからフェイクなんか使っちゃだめよ!」と・・・
思わず、なぐってやろうかと思ってしまいました・・・
さすがにカエルは・・・なかったですけど革専門店でも・・・
個人的には革製品は好きではないですが・・・副産物としての利用はありだろうと思ってますが・・・革やファーの為だけに犠牲になり、絶滅危惧種・絶滅させられて動物がいるわけですもんね。
そういう利用してまでファーを生産する必要性は理解に苦しみます。
ハンズからの回答がどうなのか・・・
長々とすみません・・・
こんにちは、mokoさま!
私も、何がなんでも毛皮はダメ、というつもりはないんです。革製品とか、これは命の有効利用で、無駄には殺していない、ときちんと消費者を啓蒙して売っておられる業者さんもいるんですよ。
私がみたウサギファーはあきらかに飼育環境悪いのでハナからダメですけど、ヨーロッパではウサギ肉食べますし、食肉の副産物としてはすぐに全面禁止、というつもりはないんです。でも、それをちゃんと業者から啓蒙して欲しいんですよね。命を最後まで使い切るということ、それから勿論、その分まともな飼育環境で育てること。
こちらでARBAのラビットショー見ましたが、食肉用ウサギはやっぱりペットウサギより扱いが悪いんです。見ていてせつなくなりました。そういうのをやめて欲しい、と思うんですよね……。
毎年ウサギの毛皮が冬の巷にあふれます。もちろんフワモコバッグを肩にかけるお嬢さんたちも。それを見るにつけ「あなたは何匹の殺されたウサギをしょっているの?」と言いたくなります。バッグひとつでさえ、1匹と言うことはありませんし、パッチワークされた毛色を見れば、数匹のウサギの屍骸をしょっているのです。何がそんなに必要なのか?? これが厳寒のロシアで毛皮のコートを着るというならまだ分かります。日本ではそこまで寒いことはないですよ。死んだ動物の皮を着て、何がうれしいんでしょうか。フワモコが良いなら、フェイクファーで十分です。
ウサギは肉の副産物と言うこともあるかもしれませんが、ミンクなどは完全に皮だけのために生まれて死んでいくのです。買う人がいなければ、殺されることもありません。買わないこと、フェイクを使うことが、ステータスになってほしいと思っていますよ。
チーママさん、こんにちは!
そうなんですよ……マディソンであんな目立つディスプレイやったら、ものすごいクレームが入るだろうな、と思うんです。
こっちでは、たとえ肉用ウサギの毛皮だって売るべきではない(毛皮のブームを煽るから)という人が沢山います。
日本は、そういう苦情が入らないから、売ってるんだろうと。
だから、ウサギ毛皮反対の人には、是非声をあげて欲しいなあ。
一時期フェイク・ファーが凄いブームになったのに、何故またリアル・ファーが復活しちゃったんだろう。
毛皮業界って余ほどの権力を持ってる?
チーママさんがいうようにロシアでは毛皮は必需品でした。
でも、現代のテクノロジーなら同等の保温が出来る素材は開発出来るんじゃないだろうか?
毛皮に関しては、
製造工程を実際に見せない限り無くならないのかもしれないですね。
生きたまま皮を剥がれている事なんて知らない人が殆どですから。
毛皮として出回っているウサギは100%肉の副産物で有効利用の点でも問題ないのではないでしょうか?牛革の靴やバッグなんかはどのようにお考えでしょうか?これも副産物ですよね?生きたまま皮を剥ぐような中国などの虐待と混同する形で毛皮バッシングするのではなく、副産物として作られた製品も大切に使ってほしいと思います。
とし様
コメントありがとうございます。まず、毛皮ととりまく環境がここ5年ほどでかなり変わってきておりますので、一概にはいえないのですが、、現時点での私の考えをコメントさせていただきます。
1)毛皮として出回っているウサギは100%肉の副産物である、と断言できる根拠(資料など?)をご存知でしたら教えていただけますでしょうか。私も大変興味があります。
2)仰るとおり、「有効利用」であって、かつ経済動物に対する福祉がきちんとしている場合は、私自身は毛皮に反対するものではありません。こちらの記事に農業を守るために駆除された鹿の皮の有効利用についてコメントしておりますので、そちらもよろしければご覧下さい。
しかし、多くの場合、毛皮産業は福祉がおろそかにされがちだ、というところが問題なのだと思います。食肉に対する行政の目は大変厳しいですが、食用ではない毛皮などにはほとんど注意を払わないからです。勿論、国内でその辺に本当に気を配って毛皮を生産している業者があるならば、私はそういう業者は応援します。
3)全ての畜産商業にかかわる問題提起として、本当に毛皮が肉の副産物なのか、逆に毛皮が主産物で、肉が副産物になっているのではないか?という問題があります。
これは、「全て使っていさえすれば、何でも許されるのか」という倫理的な問題に関わりますので、簡単には答えは出ないかと思います。
ウサギ肉はドッグフードによく使われていたりしますが、ドッグフードのためにウサギを屠殺しているのか、といわれたら、おそらくノーではないか、と私は思っています。他にもっと犬猫が好きな商業動物がおりますので。
なお、食用ウサギの屠殺は生後2〜3ヶ月です。このような月齢のウサギの毛は、人間の子供の髪の毛と同じく、やわらかいですが頼りないです。
私が一般にみかけるウサギ毛皮の毛の質は、このような月齢だとはとても思えないしっかりしたものが多いです。ということは、もう少し育ってから殺すことになりますが、その場合肉は固くなりすぎて、少なくとも人間の食用には向きません。(ソーセージのつなぎなどにもしかしたら使っているのかもしれませんが、これもそのためにウサギを屠殺するのか? 結構微妙な気もします。最近はつなぎになり得る食品はもっと沢山あるでしょうし…。)
4)ウサギに限っていえば、ウサギを劣悪な状況で飼育するのは、鶏を劣悪な状況で飼育するよりも簡単です。なぜなら、ウサギには、鶏の鳥インフルエンザのような脅威が現状存在しないからです。このため、酷い病気であっても、治療せずに飼育し屠殺する、ということがヨーロッパなどで行われており、問題になっています。
こういった問題を法的にクリアできない限り、私自身は、たとえ全身有効利用が出来るとしても、ウサギの商業利用には反対しております(あくまで私の意見です)。
東急ハンズかわいそう
手芸ならユザワヤ・オカダヤ等大手量販店ならどこでも売ってるし
釣り(フィッシング)の世界でフライフィッシングでは。毛ばり(フライ)を作るための素材として絶対的なものとして。いろんな色に脱色されて、染色されて、毛皮1枚まるごとそのままの形で、千切られ、切り刻まれ、毛を抜かれて毛だけで・・・・と。フライフィッシングでは鶏が最も多用されますが、鶏に次いであらゆる形にされ販売されているのがウサギです。
この釣りの市場は国内では微々たる物で、流通する物量や落とされる金額はたかがしれていますが。歴史的にアングロサクソンにとっては、男子としての嗜みとされ。非常に遊びとしてのステイタスが高く、国内の流通量や使われる金額とは比較になりません。
そんな欧米に比較したら小さな規模の国内市場でも。フライフィッシング専門店(街のどこにでもありそうな上州屋とかタックルベリーとか、そういうところじゃなくて)東京・横浜ならサンスイとか埼玉なら吉見屋とか、いろいろありますので是非行ってみてください。東急ハンズに噛み付いた理由が恥ずかしくなるくらい。大量のウサギの毛皮関連商品が販売されていて。
その出所のほとんどは、あなたが批判する劣悪な環境で『生産』されているものです、当然、肉は消費されることは少なく廃棄されてるか、良くて動物飼料です。
わたしはあなた方の意見も尊重するし、利用する人たちの意見も尊重する。
しかし、あなたは自分の意見を強く押し通すがために『一企業』のみを攻撃している。それは良くない。もっと大量に売っているところやらなきゃ!
せっかくウサギについて詳しく調査できているあなたが。どんなところで売られているかには、全く詳しくなくて。たまたま見たハンズのウサギを見て槍玉に挙げるのは『活動家』として如何なものか?
確かにハンズは企業としては大きいかもしれません。でも、扱っている量は微々たる物で、しかも売れてない(値札やラベルのヤラレ感を見れば一目瞭然)所を攻撃したところで。内心で『ハイハイ、わかりましたよぉ~、どうせ売れないからやめておきますねぇ~』くらいで終わりです。
本当に凸るならフライフィッシング業界凸りなよ。日陰な業界だけど毛皮業界の次にウサギを殺ってるのはフライフィッシング業界だから。
誰でもわかるところだけ叩いて悦に浸ってたら、単なる目立ちたがりの自己顕示欲が高い陶酔者だぜぃ!
フライフィッシング業界・・・・?なんだそれでしょ。叩いてもツマらないでしょ。目立たないでしょ。メラメラこないでしょ。
あなたの思いの本心ってそんなものかもよ。
まさ 様
貴重なご意見ありがとうございます。仰る事、一理ある、と思います。
私自身、実はそのことで釈然としない思いを抱えていたこともあります。
自分はどこまでやれるのか? 一カ所だけ、目についたところで口を挟むのは、偽善ではないのか? と。
ただ、地道に活動を続けているボランティアの皆様を知った事で、また別の見方もあるのだ、と学びました。
私自身が、自分の人生を「活動家」として捧げるつもりであれば、まさ様の仰るとおり、全てをシラミつぶしに探して全てに書簡を送る必要があるのかもしれません。
しかし、自分の生活を犠牲にして、それができる人が、世界にどれだけいるのか?
そのような人にしか、何も意見を発することが許されないのなら、それは何も言わず、聴かず、問題から目を背けて目も口も閉ざすことと同じではないのか、とも思うのです。
それもまた一つの偽善の形ではないか、と思うようになりました。
こちらで私が見聞きしたボランティアの活動というのは、もっと地味なものです。
自分が目の届く範囲、聞こえる範囲の中で、少しでも意見を相手に伝えること。
一人では何も変わりませんが、そういう個人が沢山集まることによって、様々な分野に目が届き、大きな声になる、ということです。
正直、気の遠くなるような話ですが、そのように、多くの人が自発的に動かない限り、何一つ変わらないということ、またそうして時間をかけて変わったものでない限り、結局運動の反動に揺り戻されて元より悪い状態になってしまう、ということも、だんだんわかってきました。
だから、この記事を読んで、フライフィッシングをお好きな方が、何か行動を起こそう、と思ってくださったなら、それこそが私の一番望むところなのです。
フライフィッシングをやらない私が何かを言うより、ユーザーの声が届くほうが、ずっと効果があるからです。
もっと言えば、まさ様のような方が、この記事にコメントをつけてくださり、フライフィッシング業界でも毛皮が使われている、ということが、この記事を読む方々にも明らかになったというだけでも、十分にブログに書く意義のあることだったと思っております。そういう意味でも、今回のコメントには大変感謝しております。
消費者として企業や販売側に意見を述べる、というのは、その背後に思想があろうとなかろうと、誰にでも許された権利だと思います。「この企業には意見を送ったけれど、他には送りきれないから、辻褄があわないからやめておこう」「ここより問題の大きい企業があるのだから、そちらに先に意見すべき」と遠慮するようなものでもないと思っています。
ただ、「ハンズが可哀想」というコメントに関していえば、確かにそう言われても仕方がないかな、という自覚はあります(笑)
何故なら、相手がハンズだったからこそ、ここまでweb上で堂々と言えた、というのもあるからです。
あそこまでの巨大企業なら、私が多少なにかをブログで呟いたくらいでは、収益には響かないでしょう。
これが、個人経営の小さな企業であったら、私もおそらく公表を躊躇ったと思います。ウェブでその企業の検索をかけたら、私の記事がトップに出てしまうようでは、まるでネガティブキャンペーンのようですから。
そこまでの劇的な影響を与えることは、結局双方のためにならないと思いますので、相手に意見は述べてもウェブ上での公表はしない、というのは十分ありえる選択肢だったと思います。
私もウシやブタやニワトリをペットとして可愛がっているので、****************
あと、フェイクファーを使う奴も許せません。石油化学工業は猟師やなんかとは比べ物にならない規模で、動物たちのくらしを圧迫しています。
そもそも人間どもが自分のエゴのために家や道路や田んぼや畑や牧場や公園やお店や工場やビルや発電所を作れば、もともとそこにいた野生動物たちの住処は完全に奪われます。
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nanbaさま、
このブログは議論のためにコメントを許可しております。そのため、犯罪を連想させるキーワードはNGとさせていただいております。
問題があると思われる部分は削除致しました。ご了承下さい。
さて、ご意見のような主張は随所で拝見するのですが、私がいつも不思議に思うのは、そう仰る根拠となるデータはどこにあるのだろうか、という点です。
とくに、フェイクファーが石油化学製品や漁師の狩猟よりも動物の暮らしを圧迫している、という部分ですが……
それを示す信頼できる研究機関のデータを教えていただけないでしょうか? 私も大変興味があります。
人間の活動領域が広がるにつれ、野生動物の活動領域が狭くなる、というのは実際にその通りだと思います。
しかしそれをどこまで仕方がないと認めるかは、かなり個人差の大きい話だろうと思います。無論、必要のないものを作って野生動物を追い出すのは良いことではないですが、では誰にとって必要ないのか? というのは簡単には解けない問題です。少なくとも誰かにとっては必要だから、そのような工事が発生するのでしょうから。
そんなわけで難しい問題ではありますが、ひとつだけ確かなことがあります。それは、「こんなもの必要ない!」と頭ごなしに言われれば、それが必要だと思った人々からは反感を買うばかりで、こちらの話など聞いてもくれないだろう、ということです。
それではお互いに不愉快になるばかりで相手を説得することもできず、かえって問題を難しくしてしまうだろう、と思います。