[:ja]8/13のことですが、ウィスコンシン州ミルウォーキーのState Fair会場で、ARBAのラビットショーがあると知り、雨の中出かけて参りました。
山ほど写真をとってきたので、その記録です。
と、その前に!
まだ動物愛護法改正パブコメを送っておられない方は、是非、本文を読む前にそっちをお願いします!
ウサ飼いも必見! 本日〆切です!
さて。
ラビットショーに出るウサギさん達は、どんなに綺麗でぴかぴかなんだろう、と胸躍らせて出かけたわけですが、、、、、
結論。
牛がいちばんピカピカでした!!
色々と考えさせられる一日でした。
商品としての動物たち。高く売れる動物は、それだけ沢山手もかけてもらえる。
ウサギは、鶏と同じくらいの扱いなのかな?
毛ヅヤは、うちのまんごろし太の方がよかったです。
ソアホックになっている子もいたし、表情も、殆どの子が悲しそうに見えました。
牛達は、シャンプーしてもらって、体中綺麗にブラシしてもらって、スプレーかけて、ツヤツヤしてました。
シッポの毛なんか、軽くウェーブしてサラサラと風に靡いてました。
農家の方々が、とても愛情を込めて世話をしている様子も見ました。
牛達の顔は、そんなに悲しそうには見えませんでした。
でも、最後には、売られて、肉になっちゃう牛達。
それで生活をしている人達。
簡単には、畜産や動物を商品として扱う行為の全てをダメだとも、良いとも言えない現実がそこにありました。
まずは、アンチ畜産でもなく、畜産容認でもなく、自分の先入観を全部とっぱらって、沢山の現実を見ることから始めなくちゃ、と思う。
誰かから聞いた話ではなく、自分の目で見て、自分で考えなくては、自分にとってのベストの答えは出ない、と思いました。
写真の腕は決してよくないので、そういったものを記録に残して来れた自信はないし、今見返してみると、生で見た顔の方が悲しそうだったな、と思うのですが。
そういうわけで、以下、写真集です。
全部はとても載せきれないので、最初から全部みたい人は、こちらのリンクをどうぞ。
State Fair会場入り口。State Fair用の会場があるなんて、知りませんでした(笑)
ゴミ箱が牛柄になっているのがいかにもウィスコンシンです。。
アメリカのお祭りにはつきものの、移動遊園地。
日本では、なかなか見なくなりましたが、こっちではお祭りごとに観覧車や小さなジェットコースターがやってきます。
ウサギと鳥専門の建物が、最初から用意されています。
……これも、普段は競りとかに使われているのか??
しかし、鶏と同じ場所というのは、神経質なウサギには可哀想だと思いました。
(あっちこっちで鶏が時の声を上げてました)
意外と、この白毛赤目のウサギが多かったんですよねー。
シェルターでは、一番アダプションされにくいアルビノ。
(こっちの人は、赤い目というのをものすごく嫌うんですよ……)
なんで、売る方はこんなに出してるの、と思いましたが、、、
特に肉用とも書いてなかったし、よくわからない。
上の二匹は、ミニサテンなんだそうです。
うちのまんごろし太(ミニじゃないサテンの純血)に比べると、確かに小さい。
でも、毛並みはまんごろし太の方がよかったよ!
あと、ポーリッシュ、という名前で、ネザーとミニウサギの中間くらいの大きさの子達が沢山いました。
勿論ダッチさんも!
茶色の子美人だなあ……ダッチさんを見ると、えせるちゃんを思い出すなあ……
ちょっと悲しそうなウサギ達。
でも、この子はご挨拶にきてくれました。
……ウィスコンシンだからなのか、、、、
やっぱり、ここにいる子の大半は肉用なの?(T_T)
「ウサギの肉は鶏、豚、牛よりも脂肪やコレステロールが少ない白身の肉です」と書かれています。
ARBAの審査員が審査していました。
ヒゲのおじさんが審査員長だったらしい。
審査総評。
カオナシみたい(笑)
ちょっと見えにくいけど、この子も足がソアホックになりかけ。
あれ、これもミニサテンだったかな?
カラフルな君はなんて言う種類だったのかしら。
イングリッシュロップもこんなに沢山みたのは初めて!
でも、この耳は、ほんとうに邪魔そうだ……
WHRSのG氏曰く、「頭の後ろで耳をたばねてとめてやると、すごくご機嫌に遊ぶんだ!」だそうで。。
お目目の青い子も。
同じ白でも、青い目ならまだ貰い手があるのよね……
ところで、どうして牧草あげないんでしょうね??
ウサギなのに、あんなところにまる一日、水とペレットだけ、隠れるところもないなんて、酷くないか??
ダンボちゃん
この子、可愛いでしょ?
でも、Meat Rabbitなんだって……
こっちなんか、3匹一緒のケージ。
State Fairというのは、畜産動物を売る場所でもあるから、仕方がないんだけど、、、
この子達は、誰かに買われて、もう食べられちゃっただろうか、と思うとせつない……
このポーズ可愛いvv
ロップさん達は、皆ちょっと元気がなかったな。
比較的元気だったのは、この派手なスポットのウサギ達。
肩こりそうだよねえ、この耳!
最近ライオンラビットがはやっている、と聞いたけど(実際今WHRSはライオンラビットばっかりになってしまった)、会場にはあまりいませんでした。
ライオンが流行っている理由は、ネザーのブリーディングは効率が悪いからだそうで。
ネザーのあのちいさな耳は、生まれ来る子全員に出るわけではなくて、1/3ほどは大きな子(耳だけでなく体も)が産まれてくるらしい。
耳や体が大きいとネザーとしては売れないので、それだったら最初から小さい子しか産まれないライオンの方がよい、ということみたいです。
……そんなに小さい子がいいかな。。大きい子も可愛いのに!
ARBAのラビットショーは午前中で終わり(優勝したのはイングリッシュロップだった)、そのあとは交代でウサギおさわりバー状態。
でもね、写真ではあんまりよくわからないけど、みんな怯えてたよ……(T_T)
一体、あの日会場に来た子で、家に戻ってからハンストした子がどれだけいたことか、と本気で思います(涙)
でっかい扇風機。
勿論、ないとウサギが暑さバテするから必要だけど、扇風機の近くの子は寒そうに縮こまっていた。結構すごい風だったし。せめて風よけ作ってあげればいいのに、と思った。
以下、動画。撮るの下手でスミマセン。
鳥エリアには、ハトや鶏、七面鳥、ガチョウ、あひるなどがいました。
どこが顔だかわからない鶏
これは、こっちではGame Henと言われるもので、スーパーなんかに小さな鳥の丸焼き用の肉が売ってます。足が長くてカッコイイ!
こちらはぶっとい足の鶏。
七面鳥。11月になると、アメリカでは感謝祭で七面鳥が大量に消費されます。
まあ、私も毎年食べてるんですが、こうして顔見ちゃうと、、、
うーん、今年はどうするか。
農家でいっぱい運動して大切に育てられたのを、100ドルくらい出して買うか。
(いつもは1羽50ドルくらい)
消費者が安く買おうとするから、動物たちの扱いが更に酷くなるんだよね。
食べない、買わない、という選択肢もアリ。
だけど、生産者側にメッセージを伝えるには、大切に育てられた動物のお肉にきちんとした対価を払うのが一番伝わりやすい。
命に値段はつけられない、と言ってしまえばそれまでだけど……
牛の写真は残念ながらどれもブレてました……(涙)
建物の中が暗くて、シャッタースピードが遅かったんだよね……
乳牛はフェスティバル中も搾乳が必要なので、交代で搾乳室に入ります。
ヤギ達。
ヤギの品評会は、立ち居値から、ポーズまで決まってるみたい!
羊は毛刈り済み。。
ブタって寝るとき足浮いちゃうんだねえ……
うちのプチも寝るとき足浮いてるが。
牛乳コップ1杯25セント!(約20円)
ラマも足を洗ってもらってました。
ラマを飼っている牧場、マディソンの周辺にもあります。
午後からようやく晴れて、外は人、人、人!
おまわりさんも、半ズボンで(笑)橋の上待機。
まあ、そんなこんなで、朝10時すぎから、夕方4時まで遊び倒しました。
楽しかったけど、考える事も沢山ありました。
でも、それでいいんだと思う。
ウィスコンシンは農業州なので、こういう生きている動物が売るイベントがあちらこちらにあります。
スーパーで、お肉だけを見るのではなくて、生きている動物たちがどういう風に売られているのか、もっと一般の人が自分の目で見るべきなんじゃないか、と思いました。
でないと、そのお肉がもともと命だったということを、忘れてしまうから。
そして、それを育てている人達が、どういう信念で育てているのかも、見ることが出来ないから。
ここ数年、日本では沢山の畜産動物が、お肉にすらならないまま死んでいます。
鳥インフルエンザ、口蹄疫、放射性物質の問題。
殺処分の問題を議論するには、日本国民はあまりにも、こういう生き物が売られる現場から離れすぎている気がします。
離れたまま議論すれば、どうしても極論に傾いて、物別れになってしまいます。
やっぱり、生産者と、消費者のつながりが希薄になりすぎたのがいけないのかな?
生産者に改善を求めるばかりではなくて、消費者が、進んで生産者の現場に足を運べるようになったら、色々なものが変わってくるような気がするんだけどな。
残りの写真はこちらから![:en]8/13のことですが、ウィスコンシン州ミルウォーキーのState Fair会場で、ARBAのラビットショーがあると知り、雨の中出かけて参りました。
山ほど写真をとってきたので、その記録です。
と、その前に!
まだ動物愛護法改正パブコメを送っておられない方は、是非、本文を読む前にそっちをお願いします!
ウサ飼いも必見! 本日〆切です!
さて。
ラビットショーに出るウサギさん達は、どんなに綺麗でぴかぴかなんだろう、と胸躍らせて出かけたわけですが、、、、、
結論。
牛がいちばんピカピカでした!!
色々と考えさせられる一日でした。
商品としての動物たち。高く売れる動物は、それだけ沢山手もかけてもらえる。
ウサギは、鶏と同じくらいの扱いなのかな?
毛ヅヤは、うちのまんごろし太の方がよかったです。
ソアホックになっている子もいたし、表情も、殆どの子が悲しそうに見えました。
牛達は、シャンプーしてもらって、体中綺麗にブラシしてもらって、スプレーかけて、ツヤツヤしてました。
シッポの毛なんか、軽くウェーブしてサラサラと風に靡いてました。
農家の方々が、とても愛情を込めて世話をしている様子も見ました。
牛達の顔は、そんなに悲しそうには見えませんでした。
でも、最後には、売られて、肉になっちゃう牛達。
それで生活をしている人達。
簡単には、畜産や動物を商品として扱う行為の全てをダメだとも、良いとも言えない現実がそこにありました。
まずは、アンチ畜産でもなく、畜産容認でもなく、自分の先入観を全部とっぱらって、沢山の現実を見ることから始めなくちゃ、と思う。
誰かから聞いた話ではなく、自分の目で見て、自分で考えなくては、自分にとってのベストの答えは出ない、と思いました。
写真の腕は決してよくないので、そういったものを記録に残して来れた自信はないし、今見返してみると、生で見た顔の方が悲しそうだったな、と思うのですが。
そういうわけで、以下、写真集です。
全部はとても載せきれないので、最初から全部みたい人は、こちらのリンクをどうぞ。
State Fair会場入り口。State Fair用の会場があるなんて、知りませんでした(笑)
ゴミ箱が牛柄になっているのがいかにもウィスコンシンです。。
アメリカのお祭りにはつきものの、移動遊園地。
日本では、なかなか見なくなりましたが、こっちではお祭りごとに観覧車や小さなジェットコースターがやってきます。
ウサギと鳥専門の建物が、最初から用意されています。
……これも、普段は競りとかに使われているのか??
しかし、鶏と同じ場所というのは、神経質なウサギには可哀想だと思いました。
(あっちこっちで鶏が時の声を上げてました)
意外と、この白毛赤目のウサギが多かったんですよねー。
シェルターでは、一番アダプションされにくいアルビノ。
(こっちの人は、赤い目というのをものすごく嫌うんですよ……)
なんで、売る方はこんなに出してるの、と思いましたが、、、
特に肉用とも書いてなかったし、よくわからない。
上の二匹は、ミニサテンなんだそうです。
うちのまんごろし太(ミニじゃないサテンの純血)に比べると、確かに小さい。
でも、毛並みはまんごろし太の方がよかったよ!
あと、ポーリッシュ、という名前で、ネザーとミニウサギの中間くらいの大きさの子達が沢山いました。
勿論ダッチさんも!
茶色の子美人だなあ……ダッチさんを見ると、えせるちゃんを思い出すなあ……
ちょっと悲しそうなウサギ達。
でも、この子はご挨拶にきてくれました。
……ウィスコンシンだからなのか、、、、
やっぱり、ここにいる子の大半は肉用なの?(T_T)
「ウサギの肉は鶏、豚、牛よりも脂肪やコレステロールが少ない白身の肉です」と書かれています。
ARBAの審査員が審査していました。
ヒゲのおじさんが審査員長だったらしい。
審査総評。
カオナシみたい(笑)
ちょっと見えにくいけど、この子も足がソアホックになりかけ。
あれ、これもミニサテンだったかな?
カラフルな君はなんて言う種類だったのかしら。
イングリッシュロップもこんなに沢山みたのは初めて!
でも、この耳は、ほんとうに邪魔そうだ……
WHRSのG氏曰く、「頭の後ろで耳をたばねてとめてやると、すごくご機嫌に遊ぶんだ!」だそうで。。
お目目の青い子も。
同じ白でも、青い目ならまだ貰い手があるのよね……
ところで、どうして牧草あげないんでしょうね??
ウサギなのに、あんなところにまる一日、水とペレットだけ、隠れるところもないなんて、酷くないか??
ダンボちゃん
この子、可愛いでしょ?
でも、Meat Rabbitなんだって……
こっちなんか、3匹一緒のケージ。
State Fairというのは、畜産動物を売る場所でもあるから、仕方がないんだけど、、、
この子達は、誰かに買われて、もう食べられちゃっただろうか、と思うとせつない……
このポーズ可愛いvv
ロップさん達は、皆ちょっと元気がなかったな。
比較的元気だったのは、この派手なスポットのウサギ達。
肩こりそうだよねえ、この耳!
最近ライオンラビットがはやっている、と聞いたけど(実際今WHRSはライオンラビットばっかりになってしまった)、会場にはあまりいませんでした。
ライオンが流行っている理由は、ネザーのブリーディングは効率が悪いからだそうで。
ネザーのあのちいさな耳は、生まれ来る子全員に出るわけではなくて、1/3ほどは大きな子(耳だけでなく体も)が産まれてくるらしい。
耳や体が大きいとネザーとしては売れないので、それだったら最初から小さい子しか産まれないライオンの方がよい、ということみたいです。
……そんなに小さい子がいいかな。。大きい子も可愛いのに!
ARBAのラビットショーは午前中で終わり(優勝したのはイングリッシュロップだった)、そのあとは交代でウサギおさわりバー状態。
でもね、写真ではあんまりよくわからないけど、みんな怯えてたよ……(T_T)
一体、あの日会場に来た子で、家に戻ってからハンストした子がどれだけいたことか、と本気で思います(涙)
でっかい扇風機。
勿論、ないとウサギが暑さバテするから必要だけど、扇風機の近くの子は寒そうに縮こまっていた。結構すごい風だったし。せめて風よけ作ってあげればいいのに、と思った。
以下、動画。撮るの下手でスミマセン。
鳥エリアには、ハトや鶏、七面鳥、ガチョウ、あひるなどがいました。
どこが顔だかわからない鶏
これは、こっちではGame Henと言われるもので、スーパーなんかに小さな鳥の丸焼き用の肉が売ってます。足が長くてカッコイイ!
こちらはぶっとい足の鶏。
七面鳥。11月になると、アメリカでは感謝祭で七面鳥が大量に消費されます。
まあ、私も毎年食べてるんですが、こうして顔見ちゃうと、、、
うーん、今年はどうするか。
農家でいっぱい運動して大切に育てられたのを、100ドルくらい出して買うか。
(いつもは1羽50ドルくらい)
消費者が安く買おうとするから、動物たちの扱いが更に酷くなるんだよね。
食べない、買わない、という選択肢もアリ。
だけど、生産者側にメッセージを伝えるには、大切に育てられた動物のお肉にきちんとした対価を払うのが一番伝わりやすい。
命に値段はつけられない、と言ってしまえばそれまでだけど……
牛の写真は残念ながらどれもブレてました……(涙)
建物の中が暗くて、シャッタースピードが遅かったんだよね……
乳牛はフェスティバル中も搾乳が必要なので、交代で搾乳室に入ります。
ヤギ達。
ヤギの品評会は、立ち居値から、ポーズまで決まってるみたい!
羊は毛刈り済み。。
ブタって寝るとき足浮いちゃうんだねえ……
うちのプチも寝るとき足浮いてるが。
牛乳コップ1杯25セント!(約20円)
ラマも足を洗ってもらってました。
ラマを飼っている牧場、マディソンの周辺にもあります。
午後からようやく晴れて、外は人、人、人!
おまわりさんも、半ズボンで(笑)橋の上待機。
まあ、そんなこんなで、朝10時すぎから、夕方4時まで遊び倒しました。
楽しかったけど、考える事も沢山ありました。
でも、それでいいんだと思う。
ウィスコンシンは農業州なので、こういう生きている動物が売るイベントがあちらこちらにあります。
スーパーで、お肉だけを見るのではなくて、生きている動物たちがどういう風に売られているのか、もっと一般の人が自分の目で見るべきなんじゃないか、と思いました。
でないと、そのお肉がもともと命だったということを、忘れてしまうから。
そして、それを育てている人達が、どういう信念で育てているのかも、見ることが出来ないから。
ここ数年、日本では沢山の畜産動物が、お肉にすらならないまま死んでいます。
鳥インフルエンザ、口蹄疫、放射性物質の問題。
殺処分の問題を議論するには、日本国民はあまりにも、こういう生き物が売られる現場から離れすぎている気がします。
離れたまま議論すれば、どうしても極論に傾いて、物別れになってしまいます。
やっぱり、生産者と、消費者のつながりが希薄になりすぎたのがいけないのかな?
生産者に改善を求めるばかりではなくて、消費者が、進んで生産者の現場に足を運べるようになったら、色々なものが変わってくるような気がするんだけどな。
残りの写真はこちらから![:]