IFAW(国際動物福祉基金)が福島原発20km以内の動物救済サミットを東京で開催

4/26 追記
20km以内のまだ衰弱していない動物たちの命を救おう、というオンライン署名運動が始まりました!

Yahoo! News英語サイトでは既にニュースになっているのですが、日本ではその気配がないので、お知らせします。
ニュースソースはこちら
IFAW convenes nuclear radiation experts for landmark animal rescue summit in Japan
International Fand of Animal Welfare (国際動物福祉基金)の公式ページで、IFAWが日本で福島原発周辺で被災した動物たちの救済について協議するサミットを、5/2~5/3にかけて東京で開催することを発表しました。
委員会には、日本の環境省の他、アメリカの農務省、アメリカ陸軍獣医部隊などからの代表者も参加する模様です。
この救済動物の範囲には、IFAWのアナウンスによれば、現在立ち入りが制限されている20km以内の被災動物も含みます。
サミットでこの状況から大きく前進するためには、それまで被災地の動物を生きながらえさせておくこと、及び、政府が及び腰にならないよう世論の声を高めておくことが重要です。
以下、本当は、ちゃんと翻訳の資格のある方に訳してほしいですが、とりあえずどういった内容のアナウンスがなされたか、だけご紹介します。
正確を期するため、あまり意訳は入れないようにしていますので、ちょっとへんな日本語かもしれません。
[]で囲った部分は、私が分かり易いように加えた部分です。
注)素人が訳していますので、あくまで目安程度とご理解下さい。間違いがありましたら、ご指摘いただければ幸いです。なお、今後手直しの可能性がありますので、転載は禁止させていただきます。お友達に知らせたい方は、リンクをご連絡下さい。
4/25追記
ほかにも、和訳された方がおられます。
【日本語訳】jIFWA(動物福祉国際資金団体)画期的な動物レスキューサミットを日本にて招集


「IFAWが動物救済の足がかりとなるサミットを東京で開催するため、放射線専門家を招集」
(Yarmouth Port, MA)
国際動物福祉基金(IFAW – www.ifaw.org) は、避難区域内部の動物達の現在の窮状を検討し、その救済についての一歩を踏み出すため、日米両国から、放射線専門家及び動物救助の専門家を集めてチームを組織中である。
このチームは、5月2日から3日にかけて、東京の国際文化会館で会合を開く予定である。
[注 国際文化会館のイベントカレンダーには出ていない、とのことです。原文は、 the International House of Japanとなっていましたので、そう訳しましたが、まだ調整中かもしれません]
現在、被曝した動物たちの扱い及び除染について得られる情報は限られており、どれだけ被曝すれば危険相当レベルに被曝したと言えるのか、についての基準も確立されていない。
また、野生動物やペット、農場の動物がどれだけ被曝しても生き残れるのかについては、殆ど知られていない。
IFAWの目標は、このサミットが、被曝した動物たちをモニターしたり、避難させたり、扱う際の方法、手順を確立できるように導くことである。
[招集される]専門家達は、放射線被曝、動物生理学、動物行動学、動物救助及び避難技術、動物の放射能除染、アニマルシェルター及び農業、野生動物の生息環境及びリハビリテーション、及び人間の安全管理などをそれぞれカバーする予定である。
この委員会は、日本の環境省、アメリカ農務省(USDA)、APHIS アニマルケア・アンド・ワイルドライフ・サービス、アメリカ陸軍獣医部隊、獣医及び毒物学の専門家、アカデミー会員、及びIFAWからの代表者を含む。
“我々は、避難区域から避難して来た人々にインタビューしてきましたし、夥しい数の動物たち、家畜や馬、ペットなどが、被災地に取り残されているという証拠をビデオで見てきました。”
IFAWの災害マネージャーであるDr. Dick Greenは言う。
“我々は、日本の見捨てられた動物たち、十分な食料と水を一ヶ月以上も与えられず、かつ今も被爆し続けている動物たちに対し、目を塞ぐことは出来ません。”
日本を3月11日に襲った地震と、それに続く津波は、福島第一原発に重大な損傷を与え、原発の冷却機能が維持できない事態を引き起こした。
放射線が原発の外で検出された後、政府は原発から20km以内の住民に避難指令を出し、30km以内の住人に強く避難を推奨してきた。
震災後のアメリカによる調査によれば、避難者の30%の人が彼等のペットを連れ出すために、避難区域に再入域するであろう、とされている。
“これらの動物たちを避難区域から移動し、安全に放射能除染し、再び家族と再会させることにより、危険区域に再入域して彼等の命を危険に晒す人々の数を、大幅に減らすことが出来るでしょう” と、Dr. Greenは付け加えた。
こうした[委員会の]推奨プランが検討される間にも、より即時の動物移動計画が、日本のauthoritiesに提言された。 [注:authoritiesは権力者、官庁などの意味を持つが、具体的にどういった機関が対象であったのかはこの文面からは分からない。] 
この提言には、原発から20km~30kmの範囲に給餌場を設置すること、放射能除染のトレーニングを獣医達のチームに行うこと、strategic staging areas [注:どう訳してよいのか分からないが、おそらく対策拠点、といったところか]に運送のための施設を敷くこと、そしてアニマルシェルター側に、避難してきた動物の受け入れ準備を進めることが含まれている。
メディアの皆様へ ー 関連質問は以下に連絡を。
Abby Berman
(Rosen Group)
Tel: +1 (646) 695-7043
Email: abby■rosengrouppr.com
Michael Booth
(IFAW, HQ)
Tel: +1 (508) 744-2076
Email: mbooth■ifaw.org
[注:メールアドレスは、@を■に変更してあります]


以上です。
4/25追記:
IFAWより、福島原発20km被災動物救済に関するブログの更新がありました。
IFAWより、福島原発20km被災動物に関するブログ(日本語)

アメリカの機関がこんなに頑張っているのに、日本人が諦めていたらいかんと思います。
私も、もう大型動物は安楽死しかないかも、、、と弱気になりかけていたのを反省しました。
いくらIFAWがこういう提言をしてくれても、政府の側が聞く耳もたねば意味がありません。
こういう会議がじきに開かれること、今は諦める時ではないことを、どうか広く伝えて下さい。
ところで、上の委員会リストに、日本の農水省が入ってないんだけど、、、それでいいのか??
農水省関係者に知り合いがいる方、どうか参加しろ!とつついて下さい!
あ、あと原子力安全保安院もですね。
ーーーーー
追記。
あちこちで、色々掲示板を拾い読みして、色々考えさせられました。
驚いたのは、動物愛護団体の方の中にも、この20km以内の動物放置という政府の対応に理解を示している人が結構いる、ということです。
というか、むしろ、積極的に活動に参加している方や、団体の上の立場におられる方に、その比率が高いように見受けられます。(まあ、統計少ないので、ただの印象ですが)
私は、個人の信条に文句をつける気は毛頭ありません。
その方がそう思われるなら、それで良い、と思います。
しかし、分からないのは、次の一点です。

動物愛護活動って、動物の声を出来るだけ代弁して、動物が幸せになれるようにするための活動なんじゃないかな?
人間の都合を代弁する人は、動物愛護活動家ではなく、人間の都合を代表する立場の人であるべきなのでは??
そして、それぞれの立場の人が、それぞれの専門性に従って議論し、協議して、一番いい方法にもっていく、それが本来の姿なんじゃないだろうか?

おそらく、真剣に愛護活動をされている方ほど、政府の都合が見えてしまうのだと思うのです。
「現実問題」大動物をどうするのか。
「現実問題」中に入れば被曝する。そのことをどうするのか。誰がやるのか。
しかし、それを考え、訴えるべきは、行政側の人間です。
動物愛護団体を名乗って意見を言うならば、そうではなく、動物の立場に立った主張をすべきだと、私は思います。
そして、IFAWがやろうとしていることは、まさにその会合です。
きちんと専門家を集め、双方の立場から意見を出し合って、今より良い状態に事態を移行していこう、ということです。
私は、動物愛護団体を名乗るなら、目指すべき方向はそこだと思います。
個人で政府の方針に理解を示すのは良いですが、そのときは、愛護団体の看板を外してやるべきです。
でないと、皆が混乱します。
さらに、そう考えると、緊急災害時動物支援本部がこの件にまったくノータッチであることについて、非難するのは見当違いであることが分かります。
緊急災害時動物支援本部は、動物の声をくみ上げる動物愛護団体ではありません。
むしろ、動物と暮らす人間により重きを置いた活動をされていると思います。
被災地の残酷な映像が流れ、動物を愛する人は、誰もが理性を失いかけていると思います。
しかし、今一度冷静になって、自分がどの立場に属し、なにを目指すべきなのか、じっくり考えてみたらどうだろう、と思います。
そして、その自分の立ち位置から、相手の立場や都合もわきまえながら、建設的な提案をする。
IFAWの今回の提案はすばらしいと思いますが、正直、私は日本の愛護団体の中からこのような活動が出て来なかったことが、少し残念です。
(まあ、勿論、残念ながら、規模も実績も違うんですけれどね……。日本でも、これからそう言う風にものが言える団体を育てなくてはなりませんね。)

20 thoughts on “IFAW(国際動物福祉基金)が福島原発20km以内の動物救済サミットを東京で開催

  1. はじめまして。
    IFAWが日本で福島原発周辺で被災した動物たちの救済について協議するサミットについて、書かれているように日本のメディアでは紹介されていなくて、
    検索していたら、こちらがヒットしました。
    このサミットについては、国際文化会館のイベントカレンダーにも載っていないので、場所が変わる可能性もあるのかもしれませんね。
    それとも、公表しないのは何か問題でもあるのか。日本のメディアが紹介しないことも含めて、良からぬ圧力などあるのかと色々と勘繰りたくもなる日本の状況です。
    翻訳サイトでニュースを翻訳しても、意味不明のところもあり、こちらの記事ですっきり理解できました。ありがとうございます。
    訪問者は少ないブログですが、こちらの記事をリンクさせていただきたいと思います。m(__)m

  2. iharajaさま、
    リンクありがとうございます。今はとにかく、少しでも多くの人に、こういう海外からの支援の動きがあることを知って欲しいです。
    なんでこんなに報道ないんでしょうね。
    IFAWが先走って、実はまだ何も調整してないとか…(汗)
    と思ってしまうくらいです。
    でも、嘘から出たまこと、って言葉もありますから、とにかく皆にこのことを知ってもらって、成功させて欲しい、と思います。

  3. 日本ではまだ、IFAWの福島原発避難圏域動物救済サミットが行われる予定だと知っている方はすくないと思います。
    訪問者すくないブログですが、記事をリンクさせて頂きます。
    よろしくお願いします。
    政府は国民の声に聞く耳をたててないようですし、外圧必要だと思います。

  4. こんばんは。
    『NPO法人・犬猫みなしご救援隊』の掲示板から来ました。日本は民主主義とは言え、報道が操作されていますね。
    Yahoo!ニュースのコメントを見ていても、関わる国や内容によって大きく操作されていますし…。
    私も現在、被災地の動物救助の嘆願書を集めています。こちらのサイトの『IFAW(国際動物福祉基金)が福島原発20キロ以内の動物救済サミットを東京で開催』を紹介(リンク)させて頂いきたいです。よろしくお願いします。

  5. 今本です。
    何ができるかを、日本ももう少し調査して、、、、それでないと本当に日本は何もできないまま海外に丸投げになりますよ。
    まだできることはあるのではないかともう少し考えます。
    新庄動物病院 院長 今本成樹

  6. 翻訳,お疲れ様です。ありがとうございます!
    【被爆】じゃなくて【被曝】に直してくださいね。
    多くの方が当たり前のように間違えて使用しています。
    「被曝」の検索結果 – Yahoo!辞書
    http://bit.ly/eFa4C7

  7. 皆様、(まとめレスですみません)
    リンク有り難うございます。それから誤字指摘ありがとうございます!(お恥ずかしい…(汗))
    今後も間違いなどございましたら、よろしくお願いします。
    今本先生が仰るとおり、日本サイドでも出来ることはまだあると思います。というより、日本が先にその方法を模索していなければ、折角の会議も実りあるものにならないと思います。
    が、今日農水省関係者の方のツィートをみて、正直かなり落胆しました。(勿論、個人のツィートですので、農水省の見解というわけではありませんが)
    農水省管轄の出来事なのに、原子力安全保安院と国の決定に従うばかりで、この状況を変えようという発想はまったくないのだな、と……。
    是非会議に参加し、たとえIFAWの提言に反対の立場でも、その反対である理由を議論して欲しい、とリプライしましたが、見てくれているかどうか……。
    議論もなしに従うだけでは、彼らが思いつかない解決法も埋もれてしまいます。原発の初期対応もそうでしたが、外からの意見を真面目に聞かなかったために、初期対応で完全にしくじった感も否めません(まあ、それ以前に、保安院がまったく有効に機能してなかった事が問題ですが)
    IFAW側にも、農水省と保安院をメンバーに含めないと会議が失敗する恐れがあるので、どうか働きかけてほしい、とメールしました(寄附つきで(笑))
    どうか、もっとこのことを広めて下さい。会議を成功させましょう!

  8. 私もこれを広めたらIFAWに早速寄付してくれた人とかいて結構反響があった!農水省の知人からは残念ながら連絡なしです。みなしご救援隊に助けられた犬や猫の写真は新聞でも見ています。赤ちゃんが無事に生まれた猫もいましたね!日本の人はもぐちゃんから聞いてIFAWのことを流すまでみんな知らなかったけど、、ほかのニュースに埋もれているのかな?動物の声を代弁ってまさにそのとおりだと思う。人間の言葉が離せないから無視とか後回しにされるなんて人間の勝手以外の何者でもないよ。特に家畜やペットは全面的に人間に責任があるんだからね。Prtisionのやり方、まだちゃんとわかってないけど、署名とか集めたほうがいいんだろうか。。?

  9. はじめまして。
    今本先生の掲示板から来ました。
    海外からの働きかけが行われようとしているのに、
    日本国内では報道されないことが悔しいです。
    20km圏内に残された動物たちのために、
    フェイスブックとブログでリンクさせてください。

  10. yumiさん、
    いろいろ有り難う!
    家畜の殺処分は、死にそうな動物から飼い主の許可を得て、ということなので、おそらくあと数日ももちそうにない子からだと思います。
    ただ、「死にそうな個体から」と制限をつけるということは、まだ県側も完全に諦めたわけではないように見えます。
    自動給餌機が動いているところもあるみたいなので、健康状態には結構ばらつきがあるのじゃないかと思っています。
    勿論、どうするかは飼い主さんが決めることですが、生かせるものなら生かしてやりたい、と思われる方がおられる以上、なんとか別の選択肢も考えて欲しいところですが…。
    しかし、ホントにこのサミット開かれるんだろうか。あまりに政府側やメディアの反応ないんで、心配になってきた。。
    署名は、以下のサイトで既に行われていますが、今回県職員+獣医師の立ち入りが出来るようになったことで、ある意味目的は達成できたのかな? もっとも、彼等が給餌を出来るわけではないですが…(6人のチームらしいです。NHKWorldによると)
    http://www.thepetitionsite.com/26/save-animals-in-Japan-evacuation-zone/

  11. さるきちさま、
    リンクありがとうございます!
    ついさっき、カリフォルニア在住の方がやはり和訳されているのを拝見しました。
    我々国外組にできることは多くありませんが、少しでも何かしたいと思います。

  12. そうそう、これのサイトの作り方を教えてもらうところだったんだけど、Care2で既にあったんだね。今までもPetisionはこれだったからこれがいいのかも。私もサインしました。確かに死にそうな動物から、、だからまだ絶望的に思う事はないかもしれないね。私もこのサミット情報がが広まってないのが心配だよ。。今からCare2のサインをお願いするのを送る!!

  13. IFAWの内容を調べていてこのブログに
    たどりつきました。
    28日の環境省の調査に獣医師を参加させて
    もらえるように働きかけています。
    リンクさせてください。

  14. はじめまして。
    何かいい情報がないか探してたところ、ここにたどり着きました。
    リンクさせてくださいね。

  15. はじめまして
    農林水産省は、日本は島国で動物達を避難させる土地がない
    などと言い訳をしておりますが、「耕作放棄地」など
    使われてない土地が全国にあると聞きます。
    こういう土地を活用して、一時非難場所にできればいいんだが…
    とりあえず、政府が動かない今、外圧に期待です!
    耕作放棄地
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%95%E4%BD%9C%E6%94%BE%E6%A3%84%E5%9C%B0

  16. ゆみさま、黒猫さま、カルアさま、
    リンクありがとうございます!
    なるほど、耕作放棄地というものがあるのですね。
    放射線の問題はクリアせねばなりませんが、除染が出来たらそこへ移すという手もあるかも……
    農水省の対応にかなり不安を覚えています。
    色々な掲示板で、環境省は以前からそれなりに前向きであることが報告されていて、その積み重ねで、今回多少なりとも前進が見られたのだと思います。一方農水省は、最初から諦めの立場です。
    農水省がサミットに参加しないこと自体、もう何もする気がない、ってことなのではないかと。
    いくらIFAWがサミットを開いてくれても、当事者が来ないのでは意味がありません。まずは参加してもらわないと……、、、

  17. はじめまして。
    動物愛護センターの収容犬を一時飼養ボラをしているものです。
    被災動物たちの行く末を案じジレンマの日々です。
    真に勝手ながら当ブログ記事内にリンクさせていただきました。
    一人でも多くの方にお知らせしたいと思います。
    ありがとうございました。

  18. 大人な凛ちゃん、トライアル中~♪

    5月1日(日) 5月2日(月)<福島原発被災動物レスキューの記事を追加しました>最下段。 今日は私の実家にて更新しています。 なんていうんですかね、…

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