ウサギに避妊手術は必要ない?

[:ja]これには諸説あるでしょうが……

雌のウサギに関しては、「ノー」といって差し支えないと思います。
理由は、雌のウサギは高齢になると、非常に高い確率で子宮・卵巣系の疾患を煩うからです。
(※最近は雄のウサギも高齢になると精巣疾患を煩うケースが増えてきている模様です。これは、昔より病気がちになった、というより、それより前にうっ滞など別の理由で亡くなっていたウサギ達が、医療の進歩や飼い主の知識の向上により長生きできるようになった結果だと思われます。)

どのくらい高い確率かは諸説ありますが、ウサギオーナーの間で常識となりつつある「5歳で80%」といった数字は、1959年に発表されたGreeneの論文に依っていると思われます(こちらの記事をご参照下さい)。

参考記事で触れた通り、80%という数字は、現在のペレットや医療の進歩を考えると高く見積もりすぎである可能性もありますが、少なく見積もっても、5歳をすぎると2匹に1匹のウサギが子宮疾患を抱える可能性がある、ということになります。
残りの50%にかけて、避妊手術を行わない、という選択肢もありますし、実際に問題が起こったときまでメスは入れない、という選択も出来ます。

しかし、考えておかなければならないのは、もしも疾患が見つかって手術したときには、既に癌が転移していて手遅れ、という可能性もある、ということです。
ウサギはギリギリまで病変を隠しますから、気づいたときには手遅れ、というのはとても多いのです。
また、5歳という年齢は、人間でいえば既に40歳後半、手術に耐える体力も、手術後の回復力も、通常避妊手術をする1歳前後よりはるかに劣る、ということも考慮しなければなりません。(うさぎの年齢と人間の年齢の換算表はこちらを参照させていただきました)

5歳で疾患が見つかればまだ良いですが、これが8歳や9歳となると、もはや手術すら出来ない可能性もあります。
更に、腫瘍がもし癌ならば、たとえ手術に成功しても、まだ再発・転移の可能性があります。
癌の再発に怯えるのは、人間だけではありません。
また、癌ならば、ウサギも痛い思いをしたり、苦しむことになります。
人間ならば、何故痛い治療に耐えなければならないのかも理解しますが、ウサギにとって、痛い辛い治療は、ただ苦しいだけです。

一方、ウサギの去勢/避妊手術による死亡率は、十分にウサギの手術の経験のある獣医の手にかかれば、0.5%程度です。
しかし、これも、年齢によって差があることは十分に考えられます。
若い方が成功率が高く、年をとると下がる、という仮定は決して不自然ではありません。

……そうは言っても。
去勢/避妊手術で、大事な子を失う苦しみは、正直、本当に地獄です……。
我々も、大切な子を、4歳時の去勢手術で亡くしました。
(その時我々がどれほど苦しんだかは、ペットロスの項目にまとめられています)
しかし、これも、エンセファリトゾーンにやられ、年老いて、体力がなくなってから初めて重い腰を上げたために起こったのだ、と今は理解しています。
もっと若い元気なうちに手術して、大好きなえせると一緒にしてあげられたら、結果は違っていたかも知れません。
……もっとも、若くて健康なら絶対に大丈夫、とは言えないのが、この問題の辛いところなのですが……。

確率なんて問題ではない。
自分の大切な子がもし死んでしまったら、どうしたらいいのか。
どうしても手術が怖い。
気持ちは痛いほどよくわかります。
だからこそ、この問題は簡単ではないのだと思います。
沢山勉強し、ウサギの手術に慣れた獣医さんを探し出して十分に相談し、最後は自分の信念で決めるしかありません。

しかし、その問題を一気に解決する方法がひとつだけあります。
それは、既に去勢/避妊された子を、里親募集の中から選んで迎えることです。
ウサギ初心者なら尚更、去勢/避妊されて穏やかになり、人間にフレンドリーな大人のウサギの方がきっとうまく行きます。
是非検討してみて下さい。

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[:en]これには諸説あるでしょうが……
雌のウサギに関しては、「ノー」といって差し支えないと思います。
理由は、雌のウサギは高齢になると、非常に高い確率で子宮・卵巣系の疾患を煩うからです。
どのくらい高い確率かは諸説ありますが、ウサギオーナーの間で常識となりつつある「5歳で80%」といった数字は、1959年に発表されたGreeneの論文に依っていると思われます(こちらの記事をご参照下さい)。
参考記事で触れた通り、80%という数字は、現在のペレットや医療の進歩を考えると高く見積もりすぎである可能性もありますが、少なく見積もっても、5歳をすぎると2匹に1匹のウサギが子宮疾患を抱える可能性がある、ということになります。
残りの50%にかけて、避妊手術を行わない、という選択肢もありますし、実際に問題が起こったときまでメスは入れない、という選択も出来ます。
しかし、考えておかなければならないのは、もしも疾患が見つかって手術したときには、既に癌が転移していて手遅れ、という可能性もある、ということです。
ウサギはギリギリまで病変を隠しますから、気づいたときには手遅れ、というのはとても多いのです。
また、5歳という年齢は、人間でいえば既に40歳後半、手術に耐える体力も、手術後の回復力も、通常避妊手術をする1歳前後よりはるかに劣る、ということも考慮しなければなりません。(うさぎの年齢と人間の年齢の換算表はこちらを参照させていただきました)
5歳で疾患が見つかればまだ良いですが、これが8歳や9歳となると、もはや手術すら出来ない可能性もあります。
更に、腫瘍がもし癌ならば、たとえ手術に成功しても、まだ再発・転移の可能性があります。
癌の再発に怯えるのは、人間だけではありません。
また、癌ならば、ウサギも相当に痛い思いをし、苦しみます。
人間ならば、何故痛い治療に耐えなければならないのかも理解しますが、ウサギにとって、痛い辛い治療は、ただ苦しいだけです。
一方、ウサギの去勢/避妊手術による死亡率は、十分にウサギの手術の経験のある獣医の手にかかれば、0.5%程度です。
しかし、これも、年齢によって差があることは十分に考えられます。
若い方が成功率が高く、年をとると下がる、という仮定は決して不自然ではありません。
……そうは言っても。
去勢/避妊手術で、大事な子を失う苦しみは、正直、本当に地獄です……。
我々も、大切な子を、4歳時の去勢手術で亡くしました。
(その時我々がどれほど苦しんだかは、ペットロスの項目にまとめられています)
しかし、これも、エンセファリトゾーンにやられ、年老いて、体力がなくなってから初めて重い腰を上げたために起こったのだ、と今は理解しています。
もっと若い元気なうちに手術して、大好きなえせると一緒にしてあげられたら、結果は違っていたかも知れません。
……もっとも、若くて健康なら絶対に大丈夫、とは言えないのが、この問題の辛いところなのですが……。
確率なんて問題ではない。
自分の大切な子がもし死んでしまったら、どうしたらいいのか。
どうしても手術が怖い。
気持ちは痛いほどよくわかります。
だからこそ、この問題は簡単ではないのだと思います。
沢山勉強し、ウサギの手術に慣れた獣医さんを探し出して十分に相談し、最後は自分の信念で決めるしかありません。
しかし、その問題を一気に解決する方法がひとつだけあります。
それは、既に去勢/避妊された子を、里親募集の中から選んで迎えることです。
ウサギ初心者なら尚更、去勢/避妊されて穏やかになり、人間にフレンドリーな大人のウサギの方がきっとうまく行きます。
是非検討してみて下さい。
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ウサギに避妊手術は必要ない?” への32件のコメント

  1. ブログ拝見しました。私は、以前2羽のうさぎを失いました。1羽目は、1年3カ月 突然の出血でした。病院で検尿の為、お腹をギュッと圧迫し悪化しました。獣医は、大丈夫と言いましたが飼い主のほうが状況は把握しているので、止めて下さいとお願いしたのに。。。2羽目は、ブログに書かれていた様に生後2週間で親から離していました。10日という余りに短い人生。。。怒りはペットショップへ「小さいと可愛いが兎の事を考えて販売して下さい」と あれから1年もう1度 飼ってみたいと言う気持ちになりました。避妊についての記事も読ませて頂きました。やはり怖いです。2羽共、雌でしたが行いませんでした。今回、雄をと考えていますが、スプレー行為の事で何でも良いので教えて頂けないでしょうか

  2. りんさま、こんにちは!
    大切なうさぎさん、二匹とも辛い亡くし方をされたとのこと、心中お察し致します。
    スプレー行為についてですが、実は雄だけではなく雌もやります。
    どれだけスプレーが激しいかは、ウサギさんの個性にもよりますし、生殖器を有しているかどうかにもよります。
    しかも、去勢/避妊された時期にも依存します。
    「手術したのにスプレーが治らない」という話もたまにあります。
    HRSでは、この場合「多分それは手術の時期が遅すぎたのだろう」と考えます。
    つまり、ウサギがスプレー行為を覚える前に去勢/避妊をすることが、大変重要なのです。
    我が家の例でみると、これまで3匹の雄を飼い、去勢していなかったろし太は、メスウサギを見ればスプレーしていました。
    一方、思春期前後に去勢された残りの二匹は、メスが側にいても全くスプレーはやりません。
    メスもこれまでに3匹飼っていますが、スプレーをするのは、4歳で避妊手術したプチだけです。プチは、若い頃からオシッコをまき散らす子だったので、避妊したらましになるかと思いましたが、まったく改善しませんでした。
    もしスプレーをやり始めて、掃除が大変で困るということなら、なるべく早い時期に去勢した方が良いと思います。
    さんざんスプレーをしてしまった後では、手術しても効果がない可能性がありますので……。
    ただ、スプレーする傾向の強い子は、普通思春期からやり始めます。
    ですので、1歳半くらいまでスプレーをしなかった子なら、一頭飼いする限りは、おそらく一生そのままだと思います。
    手術は怖いし、スプレーされるのは困るし、ということでしたら、そのくらいの年齢の子を探すというのはいかがでしょうか?
    ただし、そういう子でも、生殖器があるともう一匹ウサギが増えた途端にやり始めますから、多頭飼いする可能性があるなら、やはり去勢/避妊は必要と思います。
    良い出会いがありますように!

  3. 現在、飼っているうさぎの避妊手術について考えていて、
    こちらのプログを発見しました。
    唐突にすみませんが、うさぎの避妊手術とは、やはりやっておいた方が良いでしょうか?
    我が家のウサギは雌の3歳ぐらいで、今まで特に大きな病気はなく、
    今も元気に育っていってもらっています。
    あまり関係ない話かもしれませんが、
    以前インコを卵巣腫瘍で亡くし、ウサギにもそういった可能性があるという事が後でわかりました。もしも予防できるのであれば、避妊手術をしてあげたいと思ったのですが、麻酔で死んでしまったりなどという飼い主さんもいらっしゃったので、なかなか勇気がいきません。
    私の住んでいる付近にも、なかなか小動物を扱ってくれる病院もないですし・・・・
    ちなみに私は中学二年生です。
    じっくり親と相談して決めるつもりです。
    何なら、お年玉から手術代を出してもいいと頼みました。
    まだ家族とは相談中です。でも、子供が言うのもなんですが、
    大好きなウサギをもう亡くしたくないので、避妊手術をしようか迷っています。
    どうかご相談して頂けないでしょうか?
    長文失礼しました。

    • あゆみさん、
      ウサギの避妊についてお悩みとのこと、大変お気持ちはよく分かります。
      私自身もウサギの去勢時の麻酔で雄のウサギを亡くしておりますので、避妊手術についての是非は簡単には申し上げられないのですが、ひとつだけ、是非おすすめしたいことがあります。

      それは、まずは、ウサギを安心して任せられる獣医を探すことです。

      あゆみさんのウサギさんは今3歳とのこと、4〜5歳くらいから、ウサギは色々疾患を煩うようになります(その中には勿論子宮系疾患も含まれているのですが)。
      ですので、早ければ、来年くらいには多少面倒な病気になるかもしれません。

      そんな時に、ウサギに詳しい獣医と関係が築けていないと、獣医を探している間に手遅れ、ということにもなりかねません。
      ですので、まずは、ウサギに詳しい獣医を探すところから始めませんか?

      そして、一度そういう獣医と関係が築ければ、避妊の問題をどうするかも、獣医の経験度やウサギさんの状態を考慮して決めることができ、麻酔事故の危険もずっと少なくなります。

      ウサギを観てくれる獣医の探し方ですが……
      まず、こちらのサイトを参考にしてみて下さい。

      http://www.usagi.cn/anketo/yoibyouin.htm
      http://blogs.yahoo.co.jp/ange_lapin_agile

      投稿式ですので、ここに載っていたから大丈夫というわけではないのですが、もしお住まいの近くの獣医があれば、電話してこれまでのウサギの手術件数をきいてみてはいかがでしょうか。

      蛇足かもしれませんが、いきなり手術の予約を受ける獣医は避けるべきです。ウサギに慣れた獣医なら、少なくとも健康診断をして、可能であれば血液検査の結果を見てからの方がずっと安全であることは分かっていると思います(勿論、予算の都合もありますので、血液検査をしてからでないと手術しません、とまでは言わないと思いますが、「その方が安全です」と言える獣医はそこそこ信頼出来ると思います)

      このリストにもない場合は、「(お住まいの町名) 病院 ウサギ」などの語句で検索をかける、などの手もあります。
      幸いなことに、ウサギというペットがここ数年広く認知されるようになり、獣医さんもウサギは難しい、ということを認識し始めておりますので、ホームページなどをみて「ウサギ可」と書いていなければ、まずその獣医はリストから外してかまわないと思います。
      「小動物」だけだとちょっと微妙ですので、そういう場合は是非ウサギの手術件数(と出来れば手術時の死亡件数)をきいてみてはいかがでしょうか。

      あゆみさんは今中学生とのこと、若いのに避妊の問題を考えていらして素晴らしいですね!
      でも、ウサギが病気なったら、おそらくあゆみさんのお小遣いでは足りない額の出費が必要になると思います。
      是非、ご両親とよく相談して、良い獣医を探して下さいね!

  4. こんにちは。現在、2歳半のネザーランドドワーフ雌を飼っています。

    最近になってうちのうさぎも避妊手術しようかと思っています。しかし、年齢的にはもうきついんじゃないかと心配です。

    幸い近くにうさぎさんも見てくれる動物病院(避妊手術もしてくれるようです)はあります。

    それに↑あゆみさんと同じでうさぎのお世話をしている私はまだ小学六年生です。ですが、家族に相談してみたところ、
    「子宮癌なんかになっても、うさぎはそれを隠そうとするんでしょう?だったらそうなる前に手術したほうがうさぎ本人にとっても後になって痛い思いをしなくて済むんだからいいんじゃない?」と言ってくれました。

    うちのうさぎは一人っ子の私にとっては妹のような存在なので、病気で苦しんでほしくはないです。

    • ゆうづきさま、こんにちは!
      ウサギの手術、悩みますよね。
      雌とのことですので、たしかに、高齢になれば子宮疾患のおそれは高くなる傾向があります(どのように繁殖されたかにも多少依存するようですが…)。
      ご両親も理解してくださっているなら、検討する価値はあると思います。

      まず年齢ですが、現在健康で普段からよくペレットや牧草を食べていて、痩せたりしておらず、ケージの外では活動的な感じでしたら、通常2才半はまだ手術が厳しい年齢ではないです。
      HRSでは、引き取ったウサギがどんなに高齢でも避妊手術をします。これまでの経験では、事前にきちんと体調を整えてから手術をしているため、高齢だから麻酔死の確率が高い、という傾向は見えていません。ただ、術後の回復のスピードは、やはり若いウサギの方が早いです。2才半でしたら、まだ回復のスピードが早い方だと思います。

      ただ、若くて元気そうに見えても、内臓に疾患を抱えていると手術の危険が増します。
      ですので、まずはそのウサギを診てくれる動物病院に健康診断に連れていってみてはいかがでしょうか?
      そこで、将来のことを考えて避妊手術をしようか迷っている、ウサギは麻酔で死ぬ事があると聞いたのでそれが怖い、と相談されたら良いと思います。
      文字で書くのは難しいのですが、あきらかにあまり乗り気でなさそうな先生には手術はお願いしない方が良いですし、こちらの不安を「大丈夫、簡単な手術です」と一言で退けてしまうような先生もあまりおすすめできないです。
      このあたりの判断は、もしかしたらゆうづき様お一人では難しいかもしれませんので、ご家族のどなたかと一緒に行かれると良いと思います。

      実際のところ、人間の場合もそうですが、全身麻酔をともなう手術というのは死亡の確率がゼロにはなりません。しかし、その確率を可能な限り小さくする努力はできます。
      その努力を本気でしてくれて、かつウサギの手術の技術がある病院を探すことが大事です。

      ドワーフ系のウサギは一般に長命な傾向があり、10才越えも珍しくありません。ただ、このようなウサギさんは、やはり避妊手術を受けているケースが多いようです(みわエキゾチック動物病院HPより)。
      是非良い主治医の先生と関係を築いて、ウサギさんにとって一番良い方法を探してあげて下さい。

      • 回答、ありがとうございます!

        近くにウサギなど幅広い動物を扱ってくれている病院があるので、診察しに行こうかなと思います。

        ですが、いきなり避妊手術だと先生がどういう方なのかが分からないので、最初に診察する時は健康診断して貰おうと思います^_^

        他のホームページを見たところ、手術をしないで13歳生きたウサギさんもいるらしく、また手術をしない方が多いということも分かりました。
        (これにはやはりストレスを抱えているか抱えていないかが関わっているようです)

        今の所はうちのウサギさんもぴょんぴょん跳ねるし私の周りをしょっちゅうぐるぐる走り回るくらいの元気があるので、定期的にレントゲンなどを撮り、様子を見たいと思います。(手術する事で亡くなってしまうウサギさんがいるようですのでいまだに不安です)

  5. 初めまして。実は今日避妊手術の最中麻酔事故で飼っていたレッキスの子が亡くなりました。まだ11ヶ月の女の子で体力はあったと思うのですが、呼吸器系の問題でそのまま息を引き取ってしまったそうです。先生も詳しい原因は分からないそうで、これから検死に出して詳細を調べてもらう事になりました。

    現在カナダ在住で、カナダのHRSのchapterから車で4時間程の所に住んでいるのですが、最後に訪ねた時に避妊手術の話になり近くにrecommended veterinariansがいないため最寄りのSPCAからも評判のいい獣医師さんの所で避妊手術をしようと思っている事を話したら、片道4時間掛かっても信頼出来る獣医さんに手術してもらった方が良いと言われました。

    それでもやはり移動でのストレスの事などを考えて
    近くの獣医さんにお願いしてしまったのですが、この様な結果になってしまいました。

    まだ気持ちの整理が付きませんが、獣医さん選びの大切さを痛感し、たくさんの人に知って頂きたいと思いコメントさせて頂きました。

    手術を執刀した獣医さんへの不信感は拭えませんが、その後の対応は今の所誠実で、麻酔に使った薬の名前と量を書き写してくれたり、検死を申し出て下さりました。

    うさぎの手術の経験も国内外で100件程あるということと、SPCAからうさぎの避妊手術を請け負っているということ、何度かうちのウサギを連れて行った時とても感じが良かったことで信用していましたが、トラブルが起きた時にしっかり対応出来るのがHRSから推薦されている獣医さん達なのかなと思いました。

    自分の選択を悔やんでも悔やみきれませんが、どうか私の様に安易な判断で避妊手術の病院を決めてしまう人がいなくなりますように。(そんな無責任な人はいないかもしれまれんが)

    それでは長々と長文失礼致しました。

    • Mayさま、
      今は大変お辛いだろうと存じます。私も、ろし太を手術でなくして何年もの間、写真もまともに見られませんでした。時間だけが薬、とよく言われますが、本当にその通りでした……。

      私の知り合いでやはり麻酔でウサギを亡くされた方も、筋肉注射だったと仰っていました。そしてやはり「アレルギーだったのではないか」とコメントされたとのことでした。
      ただそのうさぎさんのときは、注射したあとすぐに発作のような症状があった模様ですので、そのような場合にはアレルギーかな、とも思いますが、呼吸器系が回復しなかったというのは麻酔が深すぎたのではないか、という気もしますが……。

      なんの慰めにもならないとは思いますが、ろし太のことがあってから、私達二人は初めて本気でウサギについて勉強を始めました。ろし太のことがなかったら、今頃HRSのレスキューにも関わっていなかったと思います。失った命は何にも替えられないのは重々承知ですが、ウサギとの辛い別れを経験した沢山の方々がその後一生懸命勉強をして情報を発信しておられるのを見るにつけ、その死のお陰で助かった命や、幸せを掴んだ子もいる、とも思うようになりました。

      もし、May様がいつかまたウサギをお迎えする日がきたら、そのときはきっとそのウサギさんを幸せにしてあげられると思います。いつかまた、そんな日がくればいいな、と願っております。

  6. 初めまして。うちにも、11ヶ月の女の子のアメリカンファジーロップちゃんがいます。
    年末に健康診断に連れて行ったところ、先生から「避妊手術どうされますか?」と突然質問されてその時は、考えてません…と正直にお答えしました。
    先生のお話では早いうちに手術された方がよい、とのこと。
    ネットで調べても女の子のうさぎは避妊手術した方がよい、という内容が多く、どう決断するのがいいのか分からないまま、とりあえず2/9に手術の予約を入れてしまいました…
    まだ、今も手術するべきか止めるべきか、悩んでいます。
    前にいた男の子のライオンmixの子は、13才まで元気にしてくれてたから…
    大往生だったんです。
    その子が昨年9月に亡くなり、寂しくて、今のノアちゃんをお迎えしました。
    もし、手術で亡くなってしまったら…と考えると、とっても恐いです。
    Mayさんのお話を拝読して、益々悩みます。
    同じ11ヶ月のレッキスちゃんだったんですね…
    お気持ち、察します…
    良かれと思って手術して、大事な子が天国に行ってしまったら…
    あと、1ヶ月の間によく考えたいと思います。
    みなさまからアドバイス頂けたら、と思っております。よろしくお願い致します。

    • ももレオママさま、

      2/9に既に予約をされているとのことですので、まずは主治医の先生に今感じておられる不安を相談されてはいかがでしょうか。
      Mayさまがコメントされている通り、麻酔の種類や施術回数などを聞くのも良いと思います。大事なことは、絶対に遠慮しないことです。飼い主の不安に対し、きちんと説明ができない(上から意見を押し付ける、逆にきちんとこちらの質問に答えないまま「決めるのはあなたです」とばかりに決断を放り投げてしまう)ようであれば、やはりおまかせするべきではないと思います。

      医師と言うからには、患者の前に立てば全力を尽くすのが当たり前ではあるでしょうが、やはり医師も人間、事前に色々食い下がって質問されていれば、普段以上に「絶対に失敗はできない」とどこかで思っていると思うのです。その気迫というのは、やはり動物にも伝わるのじゃないか、と私は思っています。

      あるいは、1ヶ月では決められないと思ったら、今回は潔く諦めて、よく勉強してから再度検討する、という方法もあるかと思います。半年くらいでしたら、11ヶ月に比べてそれほどハンデはないと思います。

      いずれにせよ、迷っているうちは手術はやめた方がいい、と私は思います……とはいえ、何年も迷うと、その間に取り返しのつかない疾患を抱えたりしますから、どこかでは腹を括らねばなりませんが。

  7. ももレオママ様、初めまして。

    避妊手術は大切な事だと思いますが、今回の事で痛感したのはうさぎという生き物は想像以上に繊細で、執刀する医師及び病院選びはかなり慎重に行わなければいけないという事です。

    もし信頼出来る医師が周りにいないのであれば、避妊をしないという選択肢もありなのかもと思いました。(あくまでうさぎ素人の意見ですが)

    今回の事で一番後悔しているのが、もし挿管が出来る医師の元で手術を受けていれば助かっていた可能性がある事です。ただし人間の場合も同じですが挿管というのはかなり熟練の技術を必要とするので、相当な経験のある医師以外からの施術はかなり危険ですが。

    私のうさぎは呼吸器系の異常で亡くなり、まだ原因は分からないのですが執刀した医師は麻酔へのアレルギー反応を疑っており、その場合挿管の処置がされていれば助かっていた可能性もあるので。

    もう一つは私のうさぎに使われた麻酔がHRSが推奨している麻酔ではなかった事です。HRSが推奨している麻酔はisofluraneという麻酔です(吸入麻酔)。私のうさぎに使われた麻酔はDexmedetomidine、Ketamine、Buprenorphine全て筋肉内注射による投与です。

    他にも術前の血液検査を推奨している方もたくさん居ました。

    やはり一番大事な事は執刀される医師の方がうさぎのエキスパートであること(海外からの最新の医療知識を常に学んでいる、うさぎの治療経験の豊富さなど)、緊急事態に対応出来る技術及び設備がある事を確認する事だと思います。

    そして飼い主もリサーチを怠らず、施術過程についてしっかり勉強し、たくさんのエキスパートからの助言を頂き、正しい知識を蓄える事も大事な事だと実感しました。

    私はエキスパートからの助言があったにも関わらず、リサーチを怠り自分の付け焼刃の知識を過信してしまいました。自分の無知と過信が私のうさぎを殺してしまったんだと思っています。

    是非ももレオママ様もお医者様にうさぎの避妊手術の症例数の数(毎月何件かなど確実な数字で)やうさぎに危険な抗生物質の種類、どのような麻酔が使われるか、緊急事態の対応など聞けるだけ聞いてみて下さい。

    私はこのステップを十分に行わなかったために、このような事になっていまったので。

    このような事が二度と起こらないためにも、私もみなさんの意見をお聞きしたいと思います。

    私のうさぎさんはとても可愛らしく、性格も人懐っこい子で本当に天使の様な子でした。まだあのフワフワな毛の感触が手に残っていて辛いです。

    またの長文失礼致しました。

    • Mayさま、

      >もし信頼出来る医師が周りにいないのであれば、避妊をしないという選択肢もありなのかもと思いました。(あくまでうさぎ素人の意見ですが)

      これはHRSもはっきりとそのように啓蒙しています。良い獣医師が見つからないうちは、手術はするな、ということです。
      ただ、それは、居ないからやらなくても良い、ということではなく、「居ないなら見つかるまで探せ」という立場ですが……。

      気管挿入ができる獣医師は少ないですよね…。ウサギのサイズにもよりますし。
      うちも、ろし太で麻酔事故があったため、次のまんごろし太のときは気管挿入にしたのですが、そのときに、「この子は大きいから気管挿入ができます」と獣医師に言われました。ろし太はネザーだったので、アメリカでは難しかったのかな……。

      事前の血液検査は、私は絶対やるべきだと思っています。
      HRS内部の報告ですが、昔ウサギにパインチップなどの芳香の強い樹木の床剤を使っていた際に、去勢/避妊手術時の麻酔死が相次ぎ、それ以降HRSでは針葉樹のチップは御法度になりました。
      (これに関しては外部からは異論もあるようですが)
      ただ、これは、事前に血液検査でエンザイムの値を調べれば分かるような話です。やはり、手間はかかっても、危険は事前に排除しておくべきだと思います。

      もうひとつ、イソフルレンについてですが、、
      イソフルレンそのものには、鎮静作用はあっても、鎮痛作用がありません。脳への信号をシャットダウンする効果はあるので、実際にはブラックアウトしてその結果痛みの信号が届かない、という状態になります。ですが、麻酔から醒めるときに、(手術による)ものすごい痛みで飛び起きる形になります。
      ウサギの場合、そのショックで昇天もありえるので、イソフルレンを使うときは必ず鎮痛剤と混合で使います。
      勿論獣医師の先生方はそのことをご存知のはずですが、念のため……

  8. mogumogu様、温かい励ましのお言葉ありがとうございます。

    私もmogumogu様のようにこの経験を他のうさぎちゃん達を救うために役立てたいと思います。

    私も使われた麻酔の薬を調べている時、Dexmedetomidineの欄にCan cause bradycardia and respiratory depression. とあったので、mogumogu様のおっしゃる通り麻酔が深すぎたのかなと思います。
    しかし食べ物が詰まった可能性もあると執刀した医師に言われたので、(手術の直前まで食べていたみたいです。)検死の結果を待ちたいと思います。

    やはり術前の血液検査は重要なのですね。このような大切な事を事前に調べなかった事が悔やまれます。

    イソフルレンの事も教えていただきありがとうございます。鎮静剤と鎮痛剤では全然違う物ですよね。薬の事は難しいですが、これからしっかり勉強していきたいと思います。

    実は今SPCAからのAdoptionを検討していまして、何故このタイミングなのかというと実はその子昨日同じ病院で避妊手術を受けていた子なんです。そして同じレッキスの子で普段スピリチュアルな事は信じていないのですが、なにか不思議な縁を感じてしまいました。

    今日SPCAに行ってApplicationを提出してきたのですが、少し心配な点がありアドバイスをいただきたいと思います。
    様子を見に行った時、まずうさぎさんがしっかり食べているかという事をあまり確認していない様子だった事。
    手術の後追加の鎮痛剤を与えていない事。
    今日の午後12時頃に会いに行った時に糞の確認が出来なかった事。
    朝掃除をした人に確認すると言われましたが、しっかり記録されてはいないみたいだという事。
    ヨーグルトドロップを与えていた事(結局SPCAにいる間に食べているのを確認出来たのはこのヨーグルトドロップのみでした)。

    ストレスの事の懸念してすぐには連れて帰ってこなかったのですが、この場合すぐにでも引き取りした方が良いのでしょうか?

    ちなみにケージは犬や猫から離れた所にx-pen cageが設置されていました。

    家には一応critical careのストックがあります。
    critical careに使う温水の温度はうさぎの体温に近い39度程度で良いでしょうか?

    たくさん質問をしてしまってすいません。でもこの子まで失いたくはないので。。。

    それではよろしくお願いします。

    • Mayさま、

      国際会議がありまして、返答遅くなりすみませんでした。

      >しかし食べ物が詰まった可能性もあると執刀した医師に言われたので、

      これは、アメリカでは結構言われるんですよね…。日本では、ウサギは吐くことができないのでそこを心配する必要はない、というのが一般的ですが、うちもろし太のとき「でもたまにあるから夜何時以降は固形物は食べさせないで」と言われました。その先生はExotic Animalの専門医でしたが、その後同じ病院の別のエキゾチックの先生からはそのような注意はないので、実際のところどうなのか私もわかりません。もし差し支えないようでしたら、それが原因だったのか、教えていただけると嬉しいです。

      アダプションを検討されているとのお話、大変嬉しく拝見しました。
      縁というのは存外に強いものだと思います。亡くなられたウサギさんが、結んでくれた縁なのではないでしょうか。

      シェルターにより方針が様々ですが、HRSの場合、手術の後数日で引き渡すようなことは絶対にありません。完全に完治し、体調の安定を確認してからの譲渡になります。勿論、個体差がありますので一概にはいえませんが、手術後回復しないうちに居住環境を変えるのは、殆どのウサギにとってストレスになるかと思います…もう暫く様子をみられてはいかがでしょうか。

      鎮痛剤はWHRSでは必ず使用しています。以前は痛み止めのせいで動き回り傷がひらく、などの懸念でわざと痛み止めを処方しないケースが散見されましたが、現在は手術後鎮痛剤を与えないのはとんでもないこと、という考えの方が主流だと思います。
      ただ、(ウサギには可哀想ですが)既に術後数日経っていますので、順調に回復していれば問題ないと思います。

      • mogumogu様、国際会議お疲れ様でした。
        お忙しい時に色々と質問をしてしまってすみません。

        食べ物が詰まってしまう事があるとは先生から説明されるまでまったく知らなかったのですが、アメリカではよく言われる事なのですね。
        正直最初にその話を聞いた時は、何故最初にその事を教えてくれなかったのかと先生に対し憤ってしまったのですが、専門の獣医師の先生方の間でもスタンスが違うのですね。
        もう検死の結果は出たのですが今週は都合がつかず、来週の水曜日に先生に結果を聞きに行きますので、こちらに報告させていただきます。

        本来はすぐには引き取らない方が良いのですね。最初に会った数日後に引き取ってしまったので、うさぎさんには可哀想な事をしてしまいました。
        うさぎさんが放置気味だった事やクリティカルケアが常備されていない事(というか存在すら知らないみたいでした)で気が動転してしまいすぐに引き取りを決断してしまったのですが、大事な事は落ち着いて判断しないとダメですね。
        幸い順調に回復してくれているので本当に良かったです。
        せっかくうさぎさんが結んでくれた縁ですので、大切にしたいと思います。

        今度の子は初めての牧草を食べない子なので、何とか食べさせようと奮闘しています。色々な種類の牧草やoxbowのbotanical hayなど試してみたのですが、まったく興味なしなので難しいですね。。。歯の疾患も疑いつつ(保護時顔に腫瘍があった事、alfalfaのhay cubeは食べる事から)色々試してみたいと思います!

        丁寧なアドバイス本当にありがとうございました。

      • Mayさま、
        もうウサギさんお家にいるのですね!
        いえ、お世話の状態がよくないようでしたら、ひきとって正解だったと思いますよ!ウサギにも神経質な子とそうでない子がいて、住処がかわるとまったく食べなくなる子もいるのでちょっと心配したのですが、順調に回復しているならやはりお家でお世話の方がずっと良いと思います。

        レッキスの場合、ウェイトコントロールが難しいので、できれば低蛋白の牧草の方がいいですが、今アルファルファなら食べてくれるというなら、しばらくはアルファルファでもいいと思います。手術後で体力も落ちているでしょうし。

        保護施設はかならずしもウサギに詳しいとは限りませんので、牧草のことも含めて色々これから教育が必要と思いますが、まず3週間ほどは、新しいお家に慣れて安心してもらうことを第一に考えれば良いと思います。その後、ゆっくりと食生活などを変えていくのが良いかと。
        蛇足ですが、最初数週間はあまりケージの外に出さない方がウサギも安心しますし、トイレのしつけも楽です。よろしかったら、こちらの記事もご覧になってみて下さい。

  9. mogumoguさま、Mayさま、お返事ありがとうございます。
    大変心強く、不安な気持ちが少し和らぎました。
    実はノアちゃんの避妊手術に迷いがあるのには、他の事情もあるからです。
    うちには、男の子のmix犬がいます。
    この子を迎えた時、mix犬だから交配は考えてないということで生後1才未満で去勢手術をしました。
    今から思うと、その判断は間違いだったのかもしれません…
    3才過ぎた頃から体調不良が続き、てんかんの発作も繰り返し起きて、結石の手術も2回もしないといけない事態になりました。
    何が悪いか、大きな病院で全身のMRIやCTの検査もしましたが結局分からずでした。
    かかりつけの病院で1度ホルモンの検査しましょう、ということになり調べたら甲状腺ホルモンが全く分泌されてないことがわかりました。
    色んな不調の原因は、ホルモン異常でした。
    病院の先生はきっと生まれつきの体質でしょう、とおっしゃいましたが調べたところ、甲状腺ホルモンの異常は去勢手術に原因がある、というのがアメリカの獣医師の常識だと知りました。
    長々となりましたが、うちのレオくん(mix犬)は絶対とは言い切れませんが去勢手術が原因でホルモン異常になりこれからも毎日大量のお薬を一生服用しないといけません。
    この経験を踏まえて、ノアちゃんの避妊手術をどうするのか、よくよく考えて判断したいと思います。

    お恥ずかしい話ですが、前のうさぎさんの時は「うさぎの飼い方」みたいな本を一冊購入してその本での知識しかないまま、飼育していました。
    みなさまのように、詳しく勉強することもなく次のノアちゃんを迎えてることが本当にお恥ずかしい限りです。
    病院の先生とも、もっと相談してみます。
    mogumoguさまがおっしゃってくださったように、不安な気持ちを正直にお伝えして、先生とも信頼関係を築いた上でノアちゃんにとって1番最良の決断をしたいと思います。
    ノアちゃん、レオくんのお母さんとして、みんな幸せに暮らせるようお世話していきたいです。
    また、分からないことや心配なことがある時は質問させてください。
    本当にありがとうございました。

    • ももレオママさま、
      少々こちらも調べものをしておりまして、お返事遅くなりましてすみませんでした。

      レオくんのこと、さぞかしお悩みになられたことだろうとお察し致します。
      医療に絶対はなく、実際に、やはりそのようなケースも、割合は少ないですが存在します。ただ、お医者様に代わって何かを申し上げるつもりは全くないのですが、ひとつご参考いただければと思い、注釈致します。

      去勢、避妊の弊害について、日本語で検索をかけると、とあるWIKIの翻訳ページがヒットします。ももレオママさまがどちらの情報を参考にされたか存じませんので、こちらをご覧になったのでなければまったく見当違いの話なのですが、本家の英語版WIKIはともかく日本語翻訳の方はかなり意図的に情報を選択されています。一例をいえば、「ワクチン拒絶反応のリスクが27~38%増加する」の部分は翻訳されているけれど、その後に続くHowever以降の文章が翻訳されていない、などです。

      もともとWikiの情報は丸呑みすべきではありませんが、この英文Wikiに関しては論文への参照もあり、そこそこ公平に書かれていると思います。(もっとも私も専門外ですので、これらの論文の全てが信頼できるものか否かは判断しかねますが…)
      ただ、”Current research”の項目に書かれているとおり、去勢/避妊以外のファクターが結果に影響を与えることもあり、その結果複数の実験でまったく反対の結果が出ているケースもあります。

      以上を勘案すると、アメリカでも、たしかに甲状腺ホルモンの異常が去勢手術に起因するリスクは存在するが、それがメインのリスクとは考えていない、もしくは、(去勢しないことによる)その他の弊害の方や健康リスクの方が大きいと考え、基本的には去勢/避妊手術をすすめる、という立場ではないかと思います。
      ただ、リスクが存在するのであれば、手術の前にそれを説明するのが医者の義務だとも思いますので、その点事前に説明がなかったのであれば、それはまずかったと思いますが……。

      私は野口整体に興味があり、その関係の本などもいくつか読んでいるのですが、正直なところ、東洋医学的(整体的)な考え方をすれば、生殖器官というのはまさしく生のエネルギーを司る場所ですので、これを取ってしまったら性エネルギーに起因する元気が衰えるのは当然の結果であろうと思います。実際、去勢・避妊後のウサギの腰は、生殖器のあるウサギの腰とくらべると落ちています。腰が落ちているというのは、人間で言えば年をとったような状態ですから、やはり性エネルギーが欠乏しているわけです。これに注目して、「去勢や避妊は自然な状態ではない」と主張する方々にも、一理ある、と私は思います。

      ただ、ひとつ大事なことは、きちんと昇華されない性エネルギーは、破壊の方向に誘導されることが多いということです。人間でいえば、イライラして周囲に八つ当たりしたり、物を壊したりと外向けに発散されることもあれば、内側にこもって自分の体や心を壊すこともあります。
      個人的な印象ですが、メスうさぎの子宮疾患率の高さは、同じメカニズムなのではないかと私は思っています。

      出来るかどうかはともかく、野生のウサギなみに子供を生ませれば、ウサギは種として満足するのか?
      これは難しい問題だと思います…彼等はすでにペットとして改良され、野生種と同じではありません。また、それだけ子供を生めば、当然消耗もしますから、とうてい8才や10才などの長生きもできないでしょう。
      また、動物の脳というのは、大きな可能性を秘めています。生殖に割かれていた注意を人間や他のウサギとのコミュニケーションにふり向けると、大変な勢いで発達します。
      「種としての自然のまま」が一番いいのかどうか、これも、また当事者であるウサギたちに聞いてみないと分からない話だと私は思います。

      いろいろ難しい判断とは思いますが、是非主治医の先生とよく話し合って、できるだけのことをしてあげられたら良いと思います。
      もし機会があれば、実際に去勢、避妊されたウサギさんの生活をご覧になると、また良い判断材料になると思います。

  10. mogumogu様、

    お返事ありがとうございます。うさぎさんは少しずつ新しい環境に慣れてきているみたいなので、もう少しそっとしておきますね。
    トイレなのですが、なんと初日からちゃんとトイレを使ってくれました!前の子はうんちまでは完璧に躾けることが出来なかったのですが、今回の子はうんちもちゃんとトイレでするんですよね。うさぎさんも色々なのだなと実感しました(笑)

    あと数週間後にHRSが推薦している獣医師さんの所で血液検査などを含めた健康診断をしてもらうことにしました。車で片道4時間程かかるのでうさぎさんにもストレスになると思うのですが、やはりうさぎに詳しい獣医さんに診てもらう方が安全だと判断しました(今日検死の結果を聞きに行った時に今の子が不整脈持ちだという事が判明したので特に注意が必要だと思いまして)。

    検死の結果ですが、しっかりとした原因は分からなかったみたいです。肺と気管に液体が溜まっていたという事、体のいたるところに炎症(multi-systemic lymphocytic and granulomatous inflammation)があったという事が記されていました。この炎症がエンセファリトゾーンによるものかの疑いがあるので生検に出したところ、結果は陰性との事でした(陰性だからといってエンセファリトゾーンに感染していないという事ではないみたいです。エンセファリトゾーンのsporesを見つけるのはとても難しいと書いてありました)。あとエンセファリトゾーン感染と麻酔事故の関連性についても書いてありました。

    この結果を見て術前の血液検査の重要性を痛感しました。もしかしたら血液検査で異常が察知出来ていたかもしれないので。。。
    エンセファリトゾーンについても斜頚などの症状が出ない限り大丈夫だと思っていたのですが、そうでもないようですね。
    今更どうする事も出来ませんが、今の子の為にもこれからたくさん勉強しようと思います。

    一応diagnosisをこちらに書かせていただきます。

    1. pulmonary edema and congestion, severe

    2. meningoencephalitis, granulomatous, multifocal, mild, with lymphoplasmacytic perivascular cuffing and gliosis

    3. cholangitis, lymphocytic, multifocal, mild to moderate

    4. hepatitis, granulomatous, multifocal, mild

    5. pneumonia, granulomatous, multifocal, mild with balt-hyperplasia

    6. interstitial nephritis, lymphocytic, multifocal, mild

    • Mayさま、
      まだお辛いでしょうに、詳細なご報告をありがとうございます。
      まだ若いのに、肺に液体とは……そうとう悪い状態だったように思われます。
      それでもそれを表に出さないウサギは、本当に難しいですね……。

      エンセファリトゾーンに関しては、スポアだけを見つけるのは大変難しいと思います。通常は、エンセファリトゾーンにやられていれば、脳や肝臓といった器官に傷ができますので、それで一度は感染したことを見分ける、といった感じだと思います。詳細に調べれば、原虫を見つけることもありますし、投薬などですでに本体は居ない、という状態のこともあります。
      今回は、傷がみつからなかったようですので、スポアがあった可能性までは否定できないが、それによって免疫細胞が過剰反応を起こし正常細胞を攻撃するには至らなかった、ということでしょうか。全身の炎症の原因がなんだったのか、気になりますね…。
      エンセファリトゾーン感染と麻酔事故の関連性について書かれていた、とのことですが、もし差し支えなければ、具体的な文面を教えていただけないでしょうか? 正直なところ、エンセファリトゾーン感染率は大変高いので、これを怖がっていたら手術など出来ない状態になってしまいますが……

      新しく来たウサギさんの不整脈、あまり深刻な状態でないことを祈っております。

      • mogumogu様、

        お返事が遅れてしまいすみません。
        元々肺に少量の液体が溜まっていた可能性はありますが、その様な症状は見せていなかったので、肺に液体が溜まったのは手術が始まってからだと思っています(といっても人間の症状しか知らないのですが)。
        検死の結果にもinflammation in this rabbit’s lungs was extremely mild and would not have significantly affected ventilation.とあったのでやはり麻酔が原因だったのかと思います。

        傷によってエンセファリトゾーン感染を見分けるのですね。勉強になりました。傷に関する事は書いていなかったので、見つからなかったみたいです。ただ全身の炎症がエンセファリトゾーンが原因の可能性が高いと判断したようです。
        麻酔事故とエンセファリトゾーンの関連性についてですが、
        I am not unaware of any association between E. cuniculi infection and an increased likelihood of anesthetic death.
        と書いてありました。

        でもうさぎさんの感染率を考えると難しい問題ですよね。。。
        やはり事前の血液検査や器官挿管などで少しでも麻酔のリスクを下げる事で対処するしかないのかもしれないですね。

        私も不整脈の事が気になってます。。。取り敢えず来月の検査の時に色々と先生に聞いてみたいと思います。

        まったく関係のない事で申し訳ないのですが、3歳以上のうさぎさんであまり動かないのは普通ですか?お家のうさぎさんがほとんど動かないのでちょっと心配なんですよね。。。リラックスしたポーズで寝転がっている時もあるのですが。。。

        何度も質問をしてしまってすみません。もしよろしければ、mogumogu様のお時間がある時にご返信いただけましたら幸いです。

      • Mayさま、
        I am not unaware of … はもしかしてnotがいらないか、unawareがawareなのかな、、という気もしますね。そうだとすると、エンセファリトゾーンと麻酔死の関連は「知らなかった」という話なので、うちの主治医の見解とも一致するのですが…(セファリトゾーンと麻酔死の関連は今のところみとめられていない、という意味で)

        3才以上でよく動くか動かないか、というのは、肉の着き方にもよりますし、性格にもよるので、そういうこともあると思います。ただ、レッキスはホントに簡単に太ってしまうので、通常は太り過ぎを疑うんですが…そういう感じではないのですよね?

      • mogumogu様、

        ご返信ありがとうございます。
        お礼が遅くなってしまいすみません。

        まさかのタイプミスですかね?
        確かにI am not aware of の方が自然に聞こえますが。。。
        今度獣医さんの所にうさぎさんの遺灰を受け取りに行くのでその時に質問してみますね。

        実は今のうさぎさん雑種のうさぎさんなんです。。。(Rex とSPCAのサイトに表示されていたのですが、会ってみたらmixの子でした)
        先代のrexの子の食欲に比べると、大分食が細いので心配なんですけどね。
        でも食が細い割にはちょっとムチムチしています。。。
        来週うさぎに詳しい獣医さんの所に行く予定なので、体重の事聞いてみますね!

        アドバイスありがとうございました。

  11. mogumoguさま、お返事ありがとうございました。
    10日程前からレオくんが体調を崩し、連日病院に行き検査をして頂いておりました。
    やはり、甲状腺ホルモンの数値が微妙に変化していました。先生が迅速にお薬の処方を変えてくださり、今は落ち着いています。

    レオくんのかかりつけ医の先生に、ノアちゃんの避妊手術のこともご相談してみました。
    先生からも、避妊手術はやった方が良いと思います、というお話でした。
    レオくんのお世話になってる病院は、エキゾチックアニマルの外科的な治療は行わないそうで、よく診てくださる病院を2件ご紹介いただきました。
    (我が家のある関西圏では、2件とも有名なところのようです)
    昨日早速、高速道路をとばして受診してまいりました。
    ノアちゃんの避妊手術に迷いがあること、麻酔に対する不安、手術しない場合のリスク、術後の管理、気管挿管をしてくださるか、等…色んな質問をぶつけてみました。
    若い男性の先生でしたが、丁寧にひとつひとつお答えしてくださり、不安や心配なことがあればいつでも質問してくださいね、とおっしゃってくださいました。

    こちらの病院なら、手術に踏み切ってもいいかな…と思えたので1才のお誕生日前に避妊手術をすることに決断いたしました。
    確かに、絶対に安全という訳ではないというのが大前提とお話がありました。万が一の不測の事態が起きる可能性が数パーセントの確率で有り得ると。
    わたしが不安と心配でいっぱいです、とお伝えしたら、飼い主さんとしてはそれが普通ですよ、不安も心配もなかったら逆におかしいです(笑)とおっしゃってくださいました。

    先日、手術の予約を入れた病院には申し訳ないのですがお断りしようと思います。

    来週の金曜日1/29に入院、手術です。
    元気に無事で帰ってくることを信じて、病院と先生に託してみます。

    手術後のノアちゃんの様子をまた、ご報告できたら…と思っています。

    • ももレオママさま、

      エキゾチックに詳しい病院が見つかったとのこと、大変良かったと思いますが、血液検査はすすめられましたか?
      Mayさまのウサギさんの例もありますので、やはり私としては、事前の血液検査をおすすめしたいところですが…
      血液検査はうちのかかりつけ医の場合はやくても結果が出るのに1日かかりますので、もう1日別に診療が必要になりますが、その価値は十分にあると思います。

  12. 1/29にノアちゃんの避妊手術、無事に終了いたしました。
    そして本日午前中に退院、我が家へ帰って参りました。
    食欲が少し落ちていて、強制給餌が必要なのですが牧草はムシャムシャ食べてくれています。

    ほんの少し、エンセファリトゾーンのような症状が見受けられます。それについては、最初に説明もしてくださってたのと、先代のうさぎさんが1才未満できつく発症して治療経験があったので、そんなに驚くことも無く、今は様子をよく観察しています…

    mogumoguさまがアドバイスくださった血液検査ですが、初めて避妊手術のご相談に行った時に検査をして、検査結果もその日に説明を聞いて帰りました。
    先生から手術のお話の中で血液検査を事前にしますが、その結果は2週間だけ有効なので手術するなら2週間以内、手術を先延ばしにするならもう一度血液検査をして、手術の日程も2週間以内に設定する必要があります

  13. 失礼しました。途中で送信されてしまいました。

    先生から、そのようなお話があったので受診した当日に血液検査、2週間以内の日程で手術をする決断に至りました。
    手術の終了のご連絡をもらうまで本当に不安と心配でいっぱいでしたが、こうしてお家に帰ってこれて今はひと安心しております。

    今日の午後から、強制給餌をしておりますがなかなか上手くいきません。
    本人のイヤイヤが激しくて規定量きっちりと与えられなくて…
    無理やりだと術後だしストレスになるかなぁと思い、今は少量を回数多くチャレンジしています。

    早く、自分からペレットを食べてくれたらよいのですが…
    1週間後には抜糸なので、日にち薬で調子が戻ってくれたらなぁと思います。
    取り急ぎ、無事に退院できましたのでご報告させていただきました。

    • ももレオママさま、
      手術成功してよかったです!
      なるほど、最初の診察時に血液検査も済ませていたのですね!うちの主治医は(大学病院なのに)その日のうちには結果が出ないので、てっきりそういうものだと思ってました(^^;)

      強制給餌ですが、牧草を自分から食べてくれているのであれば、それほど心配する必要はないと思います。
      ペレットをお皿に入れておいておき、しばらく様子をみていれば、多分自分から食べに行くと思いますよ。
      (ウサギは体調が悪いときは、栄養価の高いものではなく牧草を食べようとします。それが本来のウサギの食べ物なので、やはり負担がかからないのだと思います。)
      極端に痩せてきたり、牧草も食べるのを止めてしまったり、ということでなければ、私でしたらウサギの自然に任せて食べたいものを食べさせておきますが…
      野菜類はどうですか? 人参の葉っぱや今でしたら春菊、小松菜なども嗜好性の高い野菜なので、試してみられてはいかがでしょうか。
      はやく全快しますように!

  14. ももレオママ様、

    手術が無事に終わったようで安心しました!
    そしてノアちゃんも手術お疲れ様でした。

    ももレオママ様がうさぎに詳しい獣医さんに巡り合えて、本当に良かったです。

    ノアちゃんがこれからの長いうさぎ人生(?)、私のうさぎさんの分も幸せに生きて欲しいなと思います。

    早くノアちゃんが良くなるといいですね。

  15. エンセファリトゾーンと麻酔事故の関連性について検死官から回答がきましたので参考までにここにコメントさせていただきますね。
    やはり書き間違えだったようです。。。

    Hello,

    I apologize for the confusion and the accidental double negative in the highlighted sentence!

    It should have read “I am unaware of any association between E. cuniculi infection and an increased likelihood of anesthetic death”.

    Infection is extremely common, and the majority of rabbits I have necropsied (that have died due to unrelated causes) have histologic lesions suggestive of E. cuniculi in the kidney and brain. The lesions in this rabbit were mild, so it is unclear whether they may have contributed to this rabbit’s death in some manner or if they are just an incidental lesion.

    I will re-issue the report tomorrow with the revised sentence. Sorry again for any confusion.

    Thank you,

    • Mayさま、
      お返事大変遅くなりましてすみませんでした!
      やはり、誤記でしたか。私もエンセファリトゾーンによって麻酔に弱くなるということは報告されていない、とこちらで説明されました。ただ、エンセファリトゾーンで斜頸を発症したときに、脳の呼吸を司る部分に既に障害を受けていた場合は関係があるかもしれない、とも言われましたが…。
      わざわざご確認いただいて、本当にありがとうございました。

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