お見合い(その2)

(このエントリーは、アメリカのHouse Rabbit Societyから管理人が学んだことをもとにしています)
家のウサギに新しいお友達を迎える場合(多頭飼い)、どんな手順が必要かについてご紹介します。この記事の前に、以下の記事をご覧下さい。

(このエントリーは、アメリカのHouse Rabbit Societyから管理人が学んだことをもとにしています)
家のウサギに新しいお友達を迎える場合(多頭飼い)、どんな手順が必要かについてご紹介します。この記事の前に、以下の記事をご覧下さい。


4)お見合いステップ4

お見合いステップ3が終了したからもう二匹を一緒にしても良いか?

答えはノーです!

実は、お見合いがうまくいったカップルが本当のカップルになれるかどうかは、この先の数週間いかに飼い主が我慢するかにかかっているといっても過言ではありません。
このステップ4は、1ヶ月から場合によっては半年かかる場合もあります。
大事なことは、絶対に焦らないことと、絶対に手順を守ることです。
それさえ出来れば、ステップ3まで乗り越えたカップルは大抵うまくいきます。
逆に、ステップ4で破談したら、それは十中八九飼い主の我慢が足りなかった、ということです。

a) 新しくきたウサギを入れるケージを準備する。

この準備はお見合いステップ3の前に済ませておく必要がありますが、、、
ケージは、1週間ウサギがその中に入りっぱなしでも大丈夫なくらい大きいものにして下さい。

このケージのセッティングの方法が実はとても大事です。まず、家のウサギのすぐ隣に、新しいウサギのためのケージを置きます。このとき、必ず8~10cm離してケージを置いて下さい。
これを守らないと、かなりの確率でどちらかが相手のウサギの鼻を噛み、カップルは決裂します。

8cmというのは、噛もうとしても歯が届かない距離、という意味です。ケージの都合で、それでも届きそうなときはもっと離して下さい。
また、この8cmの隙間が狭くならないように、間に木の破片かなにかをつめておくことを強くお勧めします。かといって、相手の顔が見えないほどつめものをしては意味がありません。

ウサギというのは頭がよくないと思われがちですが、噛まれた相手のことは絶対に忘れませんし、恨みも忘れません。つまり、次回一緒にしたときに、必ず取っ組み合いの喧嘩になります。ステップ4でカップルが決裂するのは、かなりの割合がこのケースです。
参考までにうちではこんな感じにしました。
場所の都合で5cmしか離していませんが、そのかわり、間に目の細かい網を入れて絶対に噛めないようにしています(プチとまんごろし太が決裂した原因がプチが噛んだせいだったので)。

PICT0205

b) 新しいウサギを、1週間はケージの中に入れっぱなしにする。

「一週間も出してあげないなんてかわいそう!」と思うかもしれませんが、実はこれもとても大切なことなのです。
まず、新しくきたウサギにとっては、新居は何もわからない怖い場所です。その怖い場所に「運動しろ」と放り出されても、実は余計に怖いだけなのです。

新顔のウサギにとって何が一番大事かというと、まずは自分が安心できるテリトリーを築くことです。与えられたケージには、他のウサギが入ってこない、人間の手もペレットや水を補給する時に最小限しか入ってこない、という状況を作ることが、ウサギがそこを「安全な場所」と認識するためにとても大事なことなのです。

また、これはまた別のエントリーで紹介しますが、この「1週間ケージに入れっぱなし」がトイレの躾には非常に重要なのです。
自分のテリトリーを築く前に広い場所に出してしまうと、必ずウサギはケージの外に自分のトイレを作ってしまい、ケージの中のトイレはベッドとして使うようになってしまいます。

ウサギが自分のケージを「安全な場所」として認識したかどうかは、トイレの場所が決まったかどうか、隅でちぢこまらずにお腹を見せて寝ているか、などで大体判別がつきます。
そうなったら、次の段階に進みます。
逆に、ウサギがまだ緊張しているようだったら、あと1週間ケージに入れっぱなしで様子を見ます。

新しい場所で2週間過ごせば、ウサギは環境に慣れてきます。逆にいえば、それまでは緊張のため何が起こってもおかしくない、と覚悟しておいて下さい。お腹をこわして下痢することもありますし、食欲が激減するなどのトラブルもあり得ます。

c) ステップ3のお見合いを毎日行いつつ、ウサギの入れ替えをする。

新しいウサギが新居に慣れたら、お見合いを再開します。
ステップ3の要領で一日に10分〜30分ほどお見合いさせる一方、毎日、ケージのセットアップやトイレはそのままで、ウサギだけをお互い別のケージに入るよう交換します。

これは、お互いのテリトリーの境をなくすためのステップです。綺麗好きな人は、トイレやお皿などを毎日奇麗に洗ってしまうかも知れませんが、この期間はむしろ少し匂いを残しておく方が効果的です。(もっとも、メスのウサギは非常に厳格なテリトリーを持っていて、多少の匂いにはごまかされず位置でテリトリーの境界線を定義していますが……)

これを、数週間毎日行います。
カップルによって、このステップにどれだけ時間がかかるかはまちまちですが、どこで完了とみなすかは、以下のポイントで判断します。

  • お互い、ケージを挟んで並んで寝る(背中合わせでもよい)
  • 片方の動作をもう一方が真似る(一方が顔や体を舐め始めたら、もう一方も舐め始める、一方が寝転んだらもう一方も寝転ぶ、など)
  • デート中に、近い距離で寝転がる

下は、二匹が柵越しに並んで寝転がっている例です。
(上の写真とウサギの入っているケージが違うことにも注目。毎日ウサギを入れ替えているためです)
PICT0213

これらの動作が頻繁にみられるようになれば、デートの時間を伸ばしていきます。それでも喧嘩しなければ、新たにウサギ2匹を入れるケージを用意し、そこで2匹を一緒にします。
そんなにいくつもケージを用意できない、という場合は、たとえばエクササイズパンで仕切った中をケージの代わりにする方法もあります。

5)お見合い完了

お見合いが完了し、一緒に暮らすようになった後も、ウサギ達は日を追うごとにどんどん仲良くなっていきます。
とにかく、成功の秘訣は焦らないこと、絶対に噛ませないこと、それからつまづいたら一つ前のステップに戻ってやり直すことです。

うちのケースでは、相性のよかったえせるとまんごろし太の場合で3ヶ月、なかなかうまくいかなかったプチとルーファスの場合で約半年かかりました。もっとも、これはどちらもかなり時間をかけたケースなので、HRSなどではこの半分くらいで成功させている例もかなりあります。
ですが、HRSの人々はウサギのお見合いになれていて、大切なサインを見過ごさないために効率良くお見合いを成功させることが出来る、ともいえます。
我々のような初心者は、やはり3ヶ月から半年かかる、とみていた方が無難だと思います。

最後に、ようやく仲良くなってくれたプチとルーファスの写真です。
PICT0171

4)お見合いステップ4
お見合いステップ3が終了したからもう二匹を一緒にしても良いか?
答えはノーです!
実は、お見合いがうまくいったカップルが本当のカップルになれるかどうかは、この先の数週間いかに飼い主が我慢するかにかかっているといっても過言ではありません。
このステップ4は、1ヶ月から場合によっては半年かかる場合もあります。
大事なことは、絶対に焦らないことと、絶対に手順を守ることです。
それさえ出来れば、ステップ3まで乗り越えたカップルは大抵うまくいきます。
逆に、ステップ4で破談したら、それは十中八九飼い主の我慢が足りなかった、ということです。
a) 新しくきたウサギを入れるケージを準備する。
この準備はお見合いステップ3の前に済ませておく必要がありますが、、、
ケージは、1週間ウサギがその中に入りっぱなしでも大丈夫なくらい大きいものにして下さい。
このケージのセッティングの方法が実はとても大事です。まず、家のウサギのすぐ隣に、新しいウサギのためのケージを置きます。このとき、必ず8~10cm離してケージを置いて下さい。
これを守らないと、かなりの確率でどちらかが相手のウサギの鼻を噛み、カップルは決裂します。
8cmというのは、噛もうとしても歯が届かない距離、という意味です。ケージの都合で、それでも届きそうなときはもっと離して下さい。
また、この8cmの隙間が狭くならないように、間に木の破片かなにかをつめておくことを強くお勧めします。かといって、相手の顔が見えないほどつめものをしては意味がありません。
ウサギというのは頭がよくないと思われがちですが、噛まれた相手のことは絶対に忘れませんし、恨みも忘れません。つまり、次回一緒にしたときに、必ず取っ組み合いの喧嘩になります。ステップ4でカップルが決裂するのは、かなりの割合がこのケースです。
参考までにうちではこんな感じにしました。
場所の都合で5cmしか離していませんが、そのかわり、間に目の細かい網を入れて絶対に噛めないようにしています(プチとまんごろし太が決裂した原因がプチが噛んだせいだったので)。
PICT0205
b) 新しいウサギを、1週間はケージの中に入れっぱなしにする。
「一週間も出してあげないなんてかわいそう!」と思うかもしれませんが、実はこれもとても大切なことなのです。
まず、新しくきたウサギにとっては、新居は何もわからない怖い場所です。その怖い場所に「運動しろ」と放り出されても、実は余計に怖いだけなのです。
新顔のウサギにとって何が一番大事かというと、まずは自分が安心できるテリトリーを築くことです。与えられたケージには、他のウサギが入ってこない、人間の手もペレットや水を補給する時に最小限しか入ってこない、という状況を作ることが、ウサギがそこを「安全な場所」と認識するためにとても大事なことなのです。
また、これはまた別のエントリーで紹介しますが、この「1週間ケージに入れっぱなし」がトイレの躾には非常に重要なのです。自分のテリトリーを築く前に広い場所に出してしまうと、必ずウサギはケージの外に自分のトイレを作ってしまい、ケージの中のトイレはベッドとして使うようになってしまいます。
ウサギが自分のケージを「安全な場所」として認識したかどうかは、トイレの場所が決まったかどうか、隅でちぢこまらずにお腹を見せて寝ているか、などで大体判別がつきます。
そうなったら、次の段階に進みます。
逆に、ウサギがまだ緊張しているようだったら、あと1週間ケージに入れっぱなしで様子を見ます。
新しい場所で2週間過ごせば、ウサギは環境に慣れてきます。逆にいえば、それまでは緊張のため何が起こってもおかしくない、と覚悟しておいて下さい。お腹をこわして下痢することもありますし、食欲が激減するなどのトラブルもあり得ます。
c) ステップ3のお見合いを毎日行いつつ、ウサギの入れ替えをする。
新しいウサギが新居に慣れたら、お見合いを再開します。
ステップ3の要領で一日に10分〜30分ほどお見合いさせる一方、毎日、ケージのセットアップやトイレはそのままで、ウサギだけをお互い別のケージに入るよう交換します。
これは、お互いのテリトリーの境をなくすためのステップです。綺麗好きな人は、トイレやお皿などを毎日奇麗に洗ってしまうかも知れませんが、この期間はむしろ少し匂いを残しておく方が効果的です。(もっとも、メスのウサギは非常に厳格なテリトリーを持っていて、多少の匂いにはごまかされず位置でテリトリーの境界線を定義していますが……)
これを、数週間毎日行います。
カップルによって、このステップにどれだけ時間がかかるかはまちまちですが、どこで完了とみなすかは、以下のポイントで判断します。

  • お互い、ケージを挟んで並んで寝る(背中合わせでもよい)
  • 片方の動作をもう一方が真似る(一方が顔や体を舐め始めたら、もう一方も舐め始める、一方が寝転んだらもう一方も寝転ぶ、など)
  • デート中に、近い距離で寝転がる

下は、二匹が柵越しに並んで寝転がっている例です。
(上の写真とウサギの入っているケージが違うことにも注目。毎日ウサギを入れ替えているためです)
PICT0213
これらの動作が頻繁にみられるようになれば、デートの時間を伸ばしていきます。それでも喧嘩しなければ、新たにウサギ2匹を入れるケージを用意し、そこで2匹を一緒にします。
そんなにいくつもケージを用意できない、という場合は、たとえばエクササイズパンで仕切った中をケージの代わりにする方法もあります。それも出来ない場合は、デート中に二匹の新居となるケージをデート場所に置いておけば、そのケージを二匹の共有物とみなすようになります。
5)お見合い完了
お見合いが完了し、一緒に暮らすようになった後も、ウサギ達は日を追うごとにどんどん仲良くなっていきます。
とにかく、成功の秘訣は焦らないこと、絶対に噛ませないこと、それからつまづいたら一つ前のステップに戻ってやり直すことです。
うちのケースでは、相性のよかったえせるとまんごろし太の場合で3ヶ月、なかなかうまくいかなかったプチとルーファスの場合で約半年かかりました。もっとも、これはどちらもかなり時間をかけたケースなので、HRSなどではこの半分くらいで成功させている例もかなりあります。
ですが、HRSの人々はウサギのお見合いになれていて、大切なサインを見過ごさないために効率良くお見合いを成功させることが出来る、ともいえます。
我々のような初心者は、やはり3ヶ月から半年かかる、とみていた方が無難だと思います。
最後に、ようやく仲良くなってくれたプチとルーファスの写真です。
PICT0171

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