打撲の後処理

また頭蓋骨の形が変わる時期がやってきた。この時期は、昔の打撲の後処理をするのに最適の時期だ。


えせるの鼻すじを撫でていて、丁度鼻と両目を結ぶ中間くらいの場所に脂肪の塊のようなぬるぬるした感触に気付いた。夏にはなかったので、また季節の変わり目がやってきた、と実感。
実は、このぬめりは人間にも出来る。昔強く打ち付けた打撲の跡をさわってみると、この時期こういうぬめりが現れる。私も3歳の頃に転んで眉の骨をぶつけ、三針縫う怪我をしたが、このようなウン十年前の打撲でも、後処理をしない限り現れ続けるのだ。
これを放っておくと、年をとった時に痛み出すのだが、このぬめりが現れる時期によく愉気をしてぬめりを取るようにすると、そうならずに済む。
愉気というのは大抵の場合大変心地よいのだが、この打撲の後処理の愉気は、残念ながらちょっと痛い。じーん、と、重いような、冷たいような痛みが浮き上がって来る。それでも我慢して愉気を続けていると、だんだんその痛みが軽くなり、それに従ってぬめりもきえていく。
……以上が整体の先生に教わった事だが、これを、ためしにえせるにやってみた。
えせるは、昔家にきたばかりの頃、ペレットの器に突進する癖があり、何度も鼻面を重い陶器の器に強打していた。そのうち脳しんとうを起こすのではないかと、心配になったほどだ。その時に出来る限り愉気はしていたのだが、それでも、素人の愉気には限界があり、こうして毎年春と秋にその後遺症のぬめりが出る。
えせるは鼻をなでられるのが大変好きなので(撫で続けている限り何時間でも動かない)、実験台(?!)にはもってこいだ。
はなづらを撫でていると、じっと目を閉じて撫でられている。が、ひとたび集中して愉気を始めると、ふいっと顔を反らして指を外してしまう。集中すればするほど、そうなる。多分、痛くなってきたので「イヤ!」とばかりに顔を反らすのだろう。
鼻の他に後頭部や耳の付け根を撫でてやったりしてなだめすかしながら、一時間ほど粘っていたら、ぬめりが小さくなった。
これで、少しは癒えているといいんだけどね、えせる。
打撲というのは、一般に非常に軽くみられている。整体の先生は、「人は打撲で死ぬといっても過言ではない」と仰っていたが、打った部分というのは、かならず少し感覚が鈍くなっているのだ。「人間は鈍くなって死ぬ」というのが整体の考え方だから、たしかに打撲で死ぬ、と言っても間違いではないのだろう。
先のぬめりを完全にとれば鈍った部分はもとの感覚に戻るが、それには結構な根気がいるし、折角痛くなかった部分をイテテ、と思いながら愉気するのはあまり楽しい事ではない。
年をとって、昔の傷が痛み出す、というのは、そうして無理矢理古傷に気を集めて愉気をさせよう、という体の防衛本能なのかナ??(笑)
しかし、ウサギに愉気はできないので、この作業は人間がやってやる必要がある。
打撲の他、手術の痕などはぬめりの代わりに冷たい感じのすることがある。
避妊、去勢手術などやっている人は試してはいかが。

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