11/28 追記:
パブコメ第2弾〆切が12月7日です!
チェックボックスにチェックを入れ、自分の意見を書き足せる作成支援フォームを作りましたので、まだ送っていない方は是非!!
「動物愛護法改正パブリックコメント(12/7〆切)作成支援フォーム」
今度の改正案は、「虐待の防止」「多頭飼育の適正化」「実験動物の取扱」「産業動物の取扱」「(違反者の)罰則の強化」など、重要な改正を含みます。
それなのに、 前回と比べると全然盛り上がっていなくて、このままでは前回のパブコメの成果もひっくり返される恐れがあります。
前回のパブコメの成果が今回の法律施行令改正案に反映されているので、ここでまた業者の反対票が大幅に上回ったら、振り出しに戻ってしまうかも……?
追記終:
パブコメ〆切は8月27日です! 〆切間際は各入力支援サイトが混雑するかもれませんので、お早めに!
5年前は8週齢未満の子犬、子猫の販売禁止条項が、反対票9500、賛成票200で見送りになっています(出典はこちら)。
改正反対派(法律による規制で不利益を被るペット業界など)は、利益に直結するので、現在も必死に票を集めています。
改正案には動物たちの待遇を改善するための条項が沢山盛り込まれています。
ウサギに関していえば、生体の深夜販売を制限したり、購入時の説明義務緩和に反対する意見が出されています。
しかしそれらも、パブリックコメントの賛成意見が足りなければ、覆されてしまうのです。
これらに賛同される方は、パブリックコメントを送って下さい!
もう、このページを作成された方に大拍手!
動物愛護法改正 パブリックコメント 作成支援フォーム
いや、私もこの週末に書こうと、一応資料を印刷したのですけれど、このフォームを使えば、チェックボックスをクリックしていって、たまに自分の意見をつけたしで書けば、あっという間に完成です!
勿論、安易な意見誘導にならないよう、きちんとそれぞれの条項への原文リンクも張ってあります。しかも、きちんとその条項に関係のある部分だけが表示されるという親切さ!
いちいち、紙をめくって、該当部分を探す必要もありません。
上のフォームのおかげで、私もメールを送るまで、全部の原文リンクを読んで自分の意見を付け足しても、1時間かかりませんでした。
とくに自分の意見を付け足すことはないな、と思ったら、チェックボックスをクリックするだけです。それだけなら、多分10分でできると思います。
意見を送らねば、何も変わりません。
まだ送ってない方、とりあえず、フォームを見るだけでも見てみませんか?
動物愛護法改正 パブリックコメント 作成支援フォーム
ちなみに、私のメールはこんな感じになりました。
(個人情報はぬいてあります)
※この話、広まってほしいので、気に入ったらポチお願いします。
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5年前は8週齢未満の子犬、子猫の販売禁止条項が、反対票9500、賛成票200で見送りになっています(出典はこちら)。
改正反対派(法律による規制で不利益を被るペット業界など)は、利益に直結するので、現在も必死に票を集めています。
改正案には動物たちの待遇を改善するための条項が沢山盛り込まれています。
ウサギに関していえば、生体の深夜販売を制限したり、購入時の説明義務緩和に反対する意見が出されています。
しかしそれらも、パブリックコメントの賛成意見が足りなければ、覆されてしまうのです。
これらに賛同される方は、パブリックコメントを送って下さい!
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いや、私もこの週末に書こうと、一応資料を印刷したのですけれど、このフォームを使えば、チェックボックスをクリックしていって、たまに自分の意見をつけたしで書けば、あっという間に完成です!
勿論、安易な意見誘導にならないよう、きちんとそれぞれの条項への原文リンクも張ってあります。しかも、きちんとその条項に関係のある部分だけが表示されるという親切さ!
いちいち、紙をめくって、該当部分を探す必要もありません。
上のフォームのおかげで、私もメールを送るまで、全部の原文リンクを読んで自分の意見を付け足しても、1時間かかりませんでした。
とくに自分の意見を付け足すことはないな、と思ったら、チェックボックスをクリックするだけです。それだけなら、多分10分でできると思います。
意見を送らねば、何も変わりません。
まだ送ってない方、とりあえず、フォームを見るだけでも見てみませんか?
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4.意見 :
私は、「動物取扱業の適正化について(案)」の「2.各論」につき、次のとおり意見を述べます。
(1)深夜の生体展示規制
意見:20時以降の生体展示を禁止する事に賛成します。
理由:
●睡眠時間が多く必要な子猫・子犬へのストレスが大きいから。
●動物の生活が不規則になり、心と体の発育に不健康だから。
●展示時間に制限を決め、休憩時間などの具体的な数値を決めるべき。
●夜は人間の方も一日の活動の疲れで気が緩んでおり、十年以上共に暮らす生物を新たに家に迎え入れることを冷静に判断できず、衝動買いが起きやすい。夕食時にアルコールを摂取していれば、その危険は一段と高まる。展示は日中に限るべきです。
意見:取り締まりを犬や猫に絞ることに反対します。
理由:
●規制の対象を免れた品種への虐待状況が改善されないため。
●すべての哺乳類を対象とすべき。
●安易な衝動買いを防ぎ、遺棄される動物を減らすことが重要であるので、いかなる動物の夜間販売も反対。
(2)移動販売
意見:移動販売の規制に賛成します。
理由:
●販売後のアフターケアや問題発生時の業者の特定が難しくなるから。
●移動を続ける業者は病気になった動物への治療やケアを怠りがちだから。
●幼い動物のみならず、まだ家族として迎えられておらず、人間と信頼関係が築かれていない全ての動物にとって、移動は心理的、身体的な負担になるので止めるべき。
(3)対面販売・対面説明・現物確認の義務化
意見:飼い主と販売者が顔を合わし、実際の動物を見て取引することを義務化することに賛成します。
理由:
●販売者がどんな環境で動物を繁殖・飼育しているか分からないから。
●クリックひとつで安易に購入できることで、飼い主が動物を飼うことに対して責任感を抱きにくく、遺棄に繋がりやすいため。
●写真と違うなどの理由でトラブルが起こるため。
●空輸、陸送により幼い犬猫が死に至るケースがあるため。
●爬虫類等も含め、全ての生物は店頭で販売者と細かい相談の上購入するようにすべき。
入手先が限られる場合も、近くの店舗に入荷してもらい、店舗がプロとして責任をもってその動物の飼育方法について勉強し、十分に状態が良いことを確認してから販売すべき(これにより、万が一購入者が困ることがあっても、店舗がサポートすることができ、遺棄を減らすことができる)。
(4)犬猫オークション市場(せり市)
意見:規制に賛成します。
具体的な規制方法:
●買い手が犬猫の情報を取得できない、繁殖業者と販売業者が直接交渉できないシステムであることから、売買取引として禁止すべきである。
●そもそも、オークションとは、一円でも安く買いたたくためのシステムであり、十数年暮らす家族となるペットを探す、という購入動機とはまったく相容れないものである。
販売者がどのように繁殖されたのかを把握していない個体は、購入者がその個体を育てるのに必要な知識を正しく伝えることが出来ないため、販売すべきではない。
(5)犬猫幼齢動物を親等から引き離す日齢
意見:8週齢(56日齢)未満の犬猫の親兄妹からの引き離しを禁止することに賛成します。
理由:
●飼い主に噛み付く、しつけができず吠えるなど、問題行動の原因となり、手に余らせた飼い主が保健所へ持ち込み、殺処分となるケースが非常に多いため。
●適切なワクチンの接種と定着を図るため。(ワクチン未接種の幼犬、幼猫が流通し、ショップで伝染病に集団感染するケースがある)
●悪質ブリーダー(パピーミルと呼ばれる生産工場)が、無制限にどんどん産ませ、飼育コストがかからない幼いうちに販売し、販売後に遺伝病や重大疾患が発病するケースが増えているため。
(6)犬猫の繁殖制限措置
意見:生涯における出産回数・繁殖間隔等の制限を設けることに賛成します。
理由:
●現在の「ブリーダーの自主規制にまかせる」では、大量繁殖による母体への負担や健康面への悪影響が起き、また売りきれない個体を保健所に持ち込むなどのケースが目立つため。
(7)飼養施設の適正化
意見:
●適正な施設のサイズや温湿度設定等の数値基準を設けることに賛成します。
●犬猫だけでなく、うさぎなど、動物取扱業に入っているものについても、同様の適正化を行なう事に賛成します。
理由:
●現在の施設基準には明確な数値基準が無いために、業者によっては虐待に近い飼育環境であるため。
(8)動物取扱業の業種の追加の検討
意見:
●埋葬業者を追加することを求めます。
●両生類・魚類販売業者を追加することを求めます。
●老犬・老猫ホームを追加することを求めます。
理由:
●埋葬業者について:
ペットの埋葬を請け負うとしておきながら、実際にはまともに供養せず、飼い主の心を酷く傷つけた事件が現実に起きている。規制は必要。
両生類・魚類販売者について:
「飼えなくなった場合の放流等は動物取扱業側の問題ではなく飼い主の飼養責任が大きいと考えられる」というコメントに全面的に反対。生き物は売れば終わりではない、という認識を業者に徹底させない限り、遺棄の問題は改善しない。
老犬ホーム:
動物を扱って収入を得る業種である以上、動物取扱業の適用は妥当と考える。
動物愛護団体、教育団体:
これらについては、動物を扱うことで収入を得るわけではないが、一方でこれらの中に動物飼育のための十分な知識を持たなかったり、アニマルホーダーとなって虐待が起きているケースもある。なんらかの規制が早急に必要。
規制に時間がかかるようであれば、動物取扱業に含め、細則で適用する条項を定めても良い。
(9)関連法令違反時の扱い(登録拒否等の再検討)
意見:関連法案等に違反した動物取扱業の登録拒否・取消を行なえる条項を追加することに賛成します。
(10)登録取消の運用の強化
意見:法令に違反した際、動物取扱業の登録拒否・取消を行なえる条項を追加することに賛成します。
理由:
●動物愛護法により、どのような行為が虐待と見なされるかは定義されている。判断には、複数の獣医師など第三者の客観的な視点による調査を参考にすべき。
(11)業種の適用除外(動物園・水族館)
意見:動物園や水族館などの施設を動物取扱業から外すことに反対です。
理由:
●これらを動物取扱業から外す事により、動物福祉が現状より改善するという積極的な理由が見当たらないため。逆に、外れれば、規制を外れて動物福祉が悪化することは有り得る、と考えられるため。
(12)動物取扱責任者研修の緩和(回数や動物園水族館・動物病院の扱い検討)
意見:研修の緩和は反対です。細分化は賛成します。
理由:
●動物福祉の概念、その具体的な規制や方法などは、全世界で年々進化している。
日本はこの分野で非常に遅れていることを自覚し、専門家であっても古い知識はもはや役に立たないことを謙虚に受け止めるべきです。
知識があるから学ぶ必要がないのではなく、研修の内容もそれぞれの施設で毎年更新し、専門家もそうでない人も一歩進んで最新の知識を得る機会とすべき。
(13)販売時説明義務の緩和(犬猫以外の小動物等での説明義務項の緩和の検討)
意見:説明義務の緩和に反対します。
理由:
●小さい・安いに関わらず命ある動物を飼う責任への理解は必要です。
●むしろ、より厳密な管理が必要な、日本の生態系を変える恐れのある外来種などは、今の説明義務の内容では不足と考えられます。
●温度管理や夜行性、多頭飼育の適さない動物など説明は徹底すべきです。
●口頭のみだけでなく文章を渡すなど、説明義務を果たしたという記録の取れる方法を検討すべきです。
●以下に述べる理由により、犬猫以外のエキゾチックアニマルに関しては、むしろ犬猫より説明を強化する必要があります。
1)実は、犬や猫の方が、飼育書が溢れており、飼い主は情報収集に困らない。エキゾチックアニマルは飼育書も少なく(たまに間違ったことが書かれていることもある)、獣医すら生態をよく理解していないことが非常に多く、飼い主が誰も頼れない、という現実がある。
2)犬や猫によいとされる事が、エキゾチックアニマルにはむしろ害になるケースも多いが、飼い主が知らないために、多くのエキゾチックアニマルの命を危険に晒している。
3)エキゾチックアニマルの中には、犬猫に比べ生命力が弱いものもある(ウサギなど)。このことを十分に理解しない店員と飼い主のために、多くのペットが死んでいる。
4)エキゾチックアニマルの行動は、犬猫ほど一般に知られていない。このため、アライグマのように、飼い始めてから飼育の難しさに匙を投げ、遺棄をするケースも少なくない。
(14)許可制の検討(登録制から許可制に強化する必要性の検討)
意見:登録制から許可制に強化することに賛成します。
理由:
●登録制のままでは規制(指導・勧告のみ)のみが弱く、管理ができないため、行政による取り締まりの実行をともなう許可制にする必要があります。
●インターネットでの登録(許可)業者一覧を公開するなど、消費者や取引先が相手業者をチェックしやすいしくみ作りを求めます。
4.意見 :
私は、「動物取扱業の適正化について(案)」の「2.各論」につき、次のとおり意見を述べます。
(1)深夜の生体展示規制
意見:20時以降の生体展示を禁止する事に賛成します。
理由:
●睡眠時間が多く必要な子猫・子犬へのストレスが大きいから。
●動物の生活が不規則になり、心と体の発育に不健康だから。
●展示時間に制限を決め、休憩時間などの具体的な数値を決めるべき。
●夜は人間の方も一日の活動の疲れで気が緩んでおり、十年以上共に暮らす生物を新たに家に迎え入れることを冷静に判断できず、衝動買いが起きやすい。夕食時にアルコールを摂取していれば、その危険は一段と高まる。展示は日中に限るべきです。
意見:取り締まりを犬や猫に絞ることに反対します。
理由:
●規制の対象を免れた品種への虐待状況が改善されないため。
●すべての哺乳類を対象とすべき。
●安易な衝動買いを防ぎ、遺棄される動物を減らすことが重要であるので、いかなる動物の夜間販売も反対。
(2)移動販売
意見:移動販売の規制に賛成します。
理由:
●販売後のアフターケアや問題発生時の業者の特定が難しくなるから。
●移動を続ける業者は病気になった動物への治療やケアを怠りがちだから。
●幼い動物のみならず、まだ家族として迎えられておらず、人間と信頼関係が築かれていない全ての動物にとって、移動は心理的、身体的な負担になるので止めるべき。
(3)対面販売・対面説明・現物確認の義務化
意見:飼い主と販売者が顔を合わし、実際の動物を見て取引することを義務化することに賛成します。
理由:
●販売者がどんな環境で動物を繁殖・飼育しているか分からないから。
●クリックひとつで安易に購入できることで、飼い主が動物を飼うことに対して責任感を抱きにくく、遺棄に繋がりやすいため。
●写真と違うなどの理由でトラブルが起こるため。
●空輸、陸送により幼い犬猫が死に至るケースがあるため。
●爬虫類等も含め、全ての生物は店頭で販売者と細かい相談の上購入するようにすべき。
入手先が限られる場合も、近くの店舗に入荷してもらい、店舗がプロとして責任をもってその動物の飼育方法について勉強し、十分に状態が良いことを確認してから販売すべき(これにより、万が一購入者が困ることがあっても、店舗がサポートすることができ、遺棄を減らすことができる)。
(4)犬猫オークション市場(せり市)
意見:規制に賛成します。
具体的な規制方法:
●買い手が犬猫の情報を取得できない、繁殖業者と販売業者が直接交渉できないシステムであることから、売買取引として禁止すべきである。
●そもそも、オークションとは、一円でも安く買いたたくためのシステムであり、十数年暮らす家族となるペットを探す、という購入動機とはまったく相容れないものである。
販売者がどのように繁殖されたのかを把握していない個体は、購入者がその個体を育てるのに必要な知識を正しく伝えることが出来ないため、販売すべきではない。
(5)犬猫幼齢動物を親等から引き離す日齢
意見:8週齢(56日齢)未満の犬猫の親兄妹からの引き離しを禁止することに賛成します。
理由:
●飼い主に噛み付く、しつけができず吠えるなど、問題行動の原因となり、手に余らせた飼い主が保健所へ持ち込み、殺処分となるケースが非常に多いため。
●適切なワクチンの接種と定着を図るため。(ワクチン未接種の幼犬、幼猫が流通し、ショップで伝染病に集団感染するケースがある)
●悪質ブリーダー(パピーミルと呼ばれる生産工場)が、無制限にどんどん産ませ、飼育コストがかからない幼いうちに販売し、販売後に遺伝病や重大疾患が発病するケースが増えているため。
(6)犬猫の繁殖制限措置
意見:生涯における出産回数・繁殖間隔等の制限を設けることに賛成します。
理由:
●現在の「ブリーダーの自主規制にまかせる」では、大量繁殖による母体への負担や健康面への悪影響が起き、また売りきれない個体を保健所に持ち込むなどのケースが目立つため。
(7)飼養施設の適正化
意見:
●適正な施設のサイズや温湿度設定等の数値基準を設けることに賛成します。
●犬猫だけでなく、うさぎなど、動物取扱業に入っているものについても、同様の適正化を行なう事に賛成します。
理由:
●現在の施設基準には明確な数値基準が無いために、業者によっては虐待に近い飼育環境であるため。
(8)動物取扱業の業種の追加の検討
意見:
●埋葬業者を追加することを求めます。
●両生類・魚類販売業者を追加することを求めます。
●老犬・老猫ホームを追加することを求めます。
理由:
●埋葬業者について:
ペットの埋葬を請け負うとしておきながら、実際にはまともに供養せず、飼い主の心を酷く傷つけた事件が現実に起きている。規制は必要。
両生類・魚類販売者について:
「飼えなくなった場合の放流等は動物取扱業側の問題ではなく飼い主の飼養責任が大きいと考えられる」というコメントに全面的に反対。生き物は売れば終わりではない、という認識を業者に徹底させない限り、遺棄の問題は改善しない。
老犬ホーム:
動物を扱って収入を得る業種である以上、動物取扱業の適用は妥当と考える。
動物愛護団体、教育団体:
これらについては、動物を扱うことで収入を得るわけではないが、一方でこれらの中に動物飼育のための十分な知識を持たなかったり、アニマルホーダーとなって虐待が起きているケースもある。なんらかの規制が早急に必要。
規制に時間がかかるようであれば、動物取扱業に含め、細則で適用する条項を定めても良い。
(9)関連法令違反時の扱い(登録拒否等の再検討)
意見:関連法案等に違反した動物取扱業の登録拒否・取消を行なえる条項を追加することに賛成します。
(10)登録取消の運用の強化
意見:法令に違反した際、動物取扱業の登録拒否・取消を行なえる条項を追加することに賛成します。
理由:
●動物愛護法により、どのような行為が虐待と見なされるかは定義されている。判断には、複数の獣医師など第三者の客観的な視点による調査を参考にすべき。
(11)業種の適用除外(動物園・水族館)
意見:動物園や水族館などの施設を動物取扱業から外すことに反対です。
理由:
●これらを動物取扱業から外す事により、動物福祉が現状より改善するという積極的な理由が見当たらないため。逆に、外れれば、規制を外れて動物福祉が悪化することは有り得る、と考えられるため。
(12)動物取扱責任者研修の緩和(回数や動物園水族館・動物病院の扱い検討)
意見:研修の緩和は反対です。細分化は賛成します。
理由:
●動物福祉の概念、その具体的な規制や方法などは、全世界で年々進化している。
日本はこの分野で非常に遅れていることを自覚し、専門家であっても古い知識はもはや役に立たないことを謙虚に受け止めるべきです。
知識があるから学ぶ必要がないのではなく、研修の内容もそれぞれの施設で毎年更新し、専門家もそうでない人も一歩進んで最新の知識を得る機会とすべき。
(13)販売時説明義務の緩和(犬猫以外の小動物等での説明義務項の緩和の検討)
意見:説明義務の緩和に反対します。
理由:
●小さい・安いに関わらず命ある動物を飼う責任への理解は必要です。
●むしろ、より厳密な管理が必要な、日本の生態系を変える恐れのある外来種などは、今の説明義務の内容では不足と考えられます。
●温度管理や夜行性、多頭飼育の適さない動物など説明は徹底すべきです。
●口頭のみだけでなく文章を渡すなど、説明義務を果たしたという記録の取れる方法を検討すべきです。
●以下に述べる理由により、犬猫以外のエキゾチックアニマルに関しては、むしろ犬猫より説明を強化する必要があります。
1)実は、犬や猫の方が、飼育書が溢れており、飼い主は情報収集に困らない。エキゾチックアニマルは飼育書も少なく(たまに間違ったことが書かれていることもある)、獣医すら生態をよく理解していないことが非常に多く、飼い主が誰も頼れない、という現実がある。
2)犬や猫によいとされる事が、エキゾチックアニマルにはむしろ害になるケースも多いが、飼い主が知らないために、多くのエキゾチックアニマルの命を危険に晒している。
3)エキゾチックアニマルの中には、犬猫に比べ生命力が弱いものもある(ウサギなど)。このことを十分に理解しない店員と飼い主のために、多くのペットが死んでいる。
4)エキゾチックアニマルの行動は、犬猫ほど一般に知られていない。このため、アライグマのように、飼い始めてから飼育の難しさに匙を投げ、遺棄をするケースも少なくない。
(14)許可制の検討(登録制から許可制に強化する必要性の検討)
意見:登録制から許可制に強化することに賛成します。
理由:
●登録制のままでは規制(指導・勧告のみ)のみが弱く、管理ができないため、行政による取り締まりの実行をともなう許可制にする必要があります。
●インターネットでの登録(許可)業者一覧を公開するなど、消費者や取引先が相手業者をチェックしやすいしくみ作りを求めます。