「幼稚園や小学校にもウサギはいるし……」と思うかもしれませんが……。
答えは、「ノー」です。
幼稚園や小学校のウサギのように、ただ餌をやって、たまに見に来て、という付き合い方なら良いかもしれません(※注参考)。
しかし、家の中で飼って、犬や猫と同じような感覚でウサギと遊ぼう、ということになると、ウサギと子供の相性は決してよくありません。
(無論例外はありますが、それは殆どの場合、子供ではなく親がウサギを飼っていて、子供に正しいウサギとの付き合い方を教えているケースです。)
それに、ウサギは決して力が弱くはありません。
強力な後ろ足は、その筋力のせいで自分の背骨を骨折してしまうくらいのパワーがあります。
詳細は、こちらの記事をご覧下さい。
(※注)
私自身は、幼稚園や小学校でのウサギ飼育は大変難しいと考えています。
理由は、10年生きるウサギ達の継続的な世話(医療を含め)をするのに、現在の学校のシステムはあまりにも問題が多すぎると感じるからです。
無論、きちんと育てて子供達の情操教育に役立っているケースもありますが、熱心な先生などの無償の努力によって支えられており、ウサギ達の生活はそういった先生が居るかいないかに左右されてしまうケースが殆どです。
学校というシステムの中で、生き物を飼うということがきちんと予算のついた形で制度化され、休日や夜間緊急時にも対応出来る人がいる、という状況にならない限り、私は本来学校で生き物を飼うべきではないと思っています。