ここ１ヶ月ほど、迫り来るウサギ年ウサギブームを前に、何か出来ることがあるのか、ずっと考えてきました。
ウサギという動物がペットとしてポピュラーになる事自体は勿論大歓迎なのですが、ウサギという動物の魅力と同時に大変さも十分に伝わらないと、飼い主もウサギも不幸になってしまう危険もはらむものでもあります。
それで、個人で何かできることはないかと、半月ほど前、「来年はウサギ年！でもちょっと待って、ウサギを買う前に…」という記事を書きました。
最初は、お客様がそんなに居ないうちのブログで、こんなこと偉そうに書くのもなあ、と少々気後れする部分はありました。
でも、最近の検索機能は優秀だから、もしかしたら一人くらいは、うちのブログの情報を見てウサギの何が大変なのかを知ってくれるかもしれない。
だったら、全部で何人見てくれるかなんて関係ない。
何も知らなかった私達のせいで、３日でお月さまに帰らなければならなかったちびえせるのような子が、たった一匹でも減ってくれたら意味がある、と思ったのです。
で、正直、個人でできるウサギ年ブーム対策なんて、こんなもんだろう、と思ってました……。
今日までは！
（ちょっと、感動したので色変えてみた（笑））
実は、数日前、とあるニュースサイトにお願いのメールをしたのです。
（先方にご迷惑がかかってはいけないので、何処かは伏せますが）
来年のウサギ年にあわせて、写真でウサギ特集をされていました。
中にはつい先日開催されたうさフェスタの写真もあり、可愛い服を着せられたウサギさんたちの晴れ姿もいくつか混じっていました。
そのこと自体は決して問題ではないのですが、そこに添えられていた文章が気になりました。
「うさぎはなつきやすく……」という一言が入っていたのです。
うさぎは確かに、小動物としては比較的なつきやすいと言っても良いと思います。
が、ウサギをよく知らない人が、こんな可愛いコスプレをして大人しく写真に映っているウサギさんを見て、そこに「なつきやすく」と書いてあったら、ウサギはぬいぐるみのように大人しく、イベント会場に連れて行って着せ替えもさせてくれる、小型犬と変わらないじゃない、と思う人もいるのではないか、と心配になりました。
（もちろんそんな事はなく、むしろこんなことが出来るのは特別なウサギさんだ、というのは、ウサギを飼っている方ならお分かりですよネ）
それで、ダメモトで、問合せのメールアドレスに、この表現を変えることを検討していただけないか、とメールしてみたのです。
ただ「なつきやすく」と言う代わりに、「小動物としては比較的なつきやすく」と変更するか、あるいは、「なつきやすく」の文字を削ってもらうなどの改変を検討してみていただけないか、と。
勿論、私一人の意見では信憑性がないだろうから、専門家にきいてみたり、webでウサギを飼っている人がかかえている問題などを検索して見てみるだけでも良いので、是非ウサギブームで安易にウサギを飼い始める人が出ないよう、配慮してもらえないだろうか、とお願いしました。
で、本日。
また、その写真サイトに行ってみたら……
なんと、その部分の表現が変更されていたのです！
正直、まともに取り合ってももらえない可能性の方がずっと高いと思っていましたので、とても驚きました。
同時に、こんな専門家でもない個人でも、出来ることはあるのかもしれない、と嬉しくなりました。
もしかしたら、一人のお願いでは無視されるかもしれない。
でも、同じ懸念を示す人が何人も居たら、もしかしたら考え直してみていただけるかも知れない、と思ったのです。
どうでしょうか。
ウサギブームに向けて、何か、我々にも出来ることがありそうな気がしてきませんか？（笑）
早速、もう一度そのニュースサイトのご意見メールフォームへ行って、真摯にこの問題を考えてくださったことに感謝します、とお礼のメールを送ってきました。
このような注意書きは蛇足と承知しつつ……。
こういう要望を送るならば、相手を非難する態度や論調は絶対に駄目です。相手の立場をリスペクト（尊重）しない意見は、相手からも決して尊重されません。
ただでさえ大量のメールが舞い込んでいるのだろうに、相手を不快にさせるような文面では、サックリ無視されて終わるか、ひどい場合にはウサギを飼う人全体が悪印象をもたれて、次からメールを読んでももらえなくなるかも知れません。
「こんなこと書いてあったけど、ウサギの事なんにも知らないのね！」とか、「あれ、間違ってますから！」みたいな書き方は絶対に止めて下さいね！
あくまで、自分個人の意見であることを強調して、お願いの態度を貫きましょう！
また、もし先方が真摯に応えてくれたら、お礼のメールも出しましょうね。
その際にサイトの感想など、もしつけられたら先方も喜ぶと思います。