(このエントリーは、アメリカのHouse Rabbit Societyから管理人が学んだことをもとにしています)
注)特定の何か(ペレットなど)だけでなく、何をあげても食べない場合は、深刻な体調不良です。こちらの記事 をご覧下さい。
うさぎが「食わず嫌い」の激しい動物であることは、ウサギを飼っている方なら身にしみて感じていることでしょう。
しかし、たまに、今まで問題なく食べていたものをパッタリと食べなくなる事があります。
一番困るのは、同じメーカー、同じ銘柄のペレットを買って来たのに、新しい袋をあけたらまったく口をつけてくれない、という例です。
こういう場合、かなりの割合で、その袋のペレットを作った工場が違う、あるいは原料の仕入れ先を変えた、などの問題が絡んでいることがあります。
「エエッ、成分や材料は一緒なのに、どうして?!」 と人間なら叫びたくなりますが、ウサギにしてみれば、育った土が違えば味も違って当然なのです。
工場が複数あり、原料を工場の近くから調達していれば、ペレットは「その土地の味」になります。
ウサギによっては、この違いを危険とみなして、口にしない、ということもあるのですね。
こういったことを普通にペレット会社に問合せても、まず殆どは「何も変えていません」と答えられて終わりですが、ウサギの性質をよく知っているウサギオーナー達が、原料の仕入れ先、取引先を変えていないか、あるいは複数の工場があり、それぞれが別の原料取引先を持っていないか、ということを訊ねると、殆どの場合Yesの返事が返ってくるそうです。
(日本でよく使われているOxbowのBunny Basic Tも例外ではありません)
というわけで、今まで食べていたペレットを、新しい袋にしたら急に食べなくなった、というのは病気ではありませんが、そのままハンストが続くと病気になってしまいますから、対策が必要です。
ペレットは、古い袋のものが完全になくなる前に新しいものを買い、新しい袋に切り替えるときには数日前から古いペレットと混ぜて与えると良いでしょう。
同じことは、野菜でも起こります。
引っ越した後、大好きだったはずのキャベツを食べなくなった、というのは十分に有り得ることです。
あるいは、スーパーの野菜でも、生産地が違ったら食べない、ということもあるかも知れません。
野菜の場合は、こういったとき、香りの強いハーブ類を食べさせる、という手が残っています。
ミント、シアントロ(香菜、パクチー、コリアンダーなどの名前でも売られています)、パセリなどは、野菜本来の香りと味が強いため、土壌の違いからくる微妙な味の違いを覆い隠してくれる、とのことです。
実際、日本からアメリカに引っ越したうさちゅうは、大好物のキャベツを全く食べてくれませんでしたが、シアントロだけはなんとか食べてくれました。
ウサギを連れて引っ越す場合には、こういったことも考慮の上、十分に準備をして下さい。
もうすぐ6歳のうさぎがペレットを今日全然食べてないやのでうんちも全然していません、きゃべつはいつも通りたべました、同じペレットで昨日までたべていっばいうんちもしていたのに心配です、どうしたらいいか泣きた
うさぎさんいかがでしょうか。う●ちが出ないのは明らかに不調ですので、すぐにお医者さんに診せることをお勧めします。