Susceptibility of Encephalitozoon cuniculi to several drugs in vitro


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F F Franssen, J T Lumeij, and F van Knapen “Susceptibility of Encephalitozoon cuniculi to Several Drugs In Vitro” Antimicrob. Agents Chemother. (1995) 39, 1265-1268
in vitro (試験管内)でウサギの肝臓細胞を使った実験により、エンセファリトゾーンに対するfumagillin, thiabendazole, albendazole, oxibendazole, propamidine isethionate の成長抑制率を調べた論文。結果の部分の興味あるところだけ紹介すると、成長抑制効果があり、かつ毒性が殆ど無視できるのはアルベンダゾールとオキシベンダゾールだとのこと。ただし、実験した濃度値の最高濃度でも、エンセファリトゾーンのコロニーを死滅させるには至らなかったようです。有名なフェンベンダゾールはこの薬品リストに入っていません。
なお、HRSには、ウサギのエンセファリトゾーン駆除にはフェンベンダゾールよりオキシベンダゾールの方が良い、いう根強い声があります。その理由の一つはこの論文で、数値をみると確かにアルベンダゾールより少量で効果が出ているようです。長期投与によるウサギへの負担はどれも避けられませんが、個人的にWisconsin HRSの代表者に聞いたところOxibendazoleが一番マシで、かつ脳の免疫網をくぐりぬけて寄生虫に届く、と言っていました。(脳には異物を通さないシステムがあります。彼曰く、フェンベンダゾールとアルベンダゾールはその免疫網に引っかかる、とのこと。彼は薬学でドクターを取得しており、ドクター時代エンセファリトゾーンを研究していたと聞きましたから、それなりの根拠はあるものと思います)
HRSと地元の獣医達は情報交換をしており、HRSの主張も獣医さん達はご存知ですが、それでも臨床にはフェンベンダゾールかアルベンダゾールが使われるケースが多いようです。理由は、やはりこの論文が試験管実験であり、ウサギの生体を対象にしたものではないことです。
ただ、ネット上ではオキシベンダゾールが効いたというレポートもそれなりに数あり、逆にオキシベンダゾールが他2種に比べてよくないという主張も私はみたことがありません。一方、アルベンダゾールに関しては、ウサギやラットへの処方で胎児奇形が現れるとした論文があるようです。ちなみに、私は二匹のウサギでそれぞれフェンベンダゾールとアルベンダゾールを処方されましたが、オキシベンダゾールで代用できるか、と獣医に尋ねたら、いずれの先生からも効果は同じなので代用出来る、と言われました。
フェンベンダゾールはウサギによく使われ、アルベンダゾールは人間用、オキシベンダゾールは馬用の虫下しとして使われています。前者二種は(多分)医者に行かないと手に入りませんが、オキシベンダゾールはウィスコンシン州では普通にペットショップの馬コーナーで売っています(※個人輸入して勝手に投与は絶対にしないで下さい!! 虫下しである以上、いくばくかの毒性はあります。分量を間違えれば大変なことになります。必ず獣医師に相談すること!!)

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