IFAWより、福島原発20km被災動物救済に関するブログ(日本語)

4/26 追記
20km以内のまだ衰弱していない動物たちの命を救おう、というオンライン署名運動が始まりました!

5/2~3にかけて、東京で福島原発20km以内の被災動物救済のためのサミットを行う、とアナウンス(和訳)したIFAWより、ブログのアップデートがありましたので、日本語訳します。
前回のアナウンスよりも、少々くだけた文章で、どう訳して良いのか悩むところがかなりありました。訳が間違っている部分もかなりあるかもしれません。が、重要な情報の部分に関しては、なるべく原文そのままの訳になるよう注意したつもりです。
分かりやすいよう付け加えた部分は[ ]で囲われています。
原文は、こちらです。
Japan Update: Gathering The World’s Experts In Tokyo To Help Animals In The ‘Hot Zone’
注)素人が訳していますので、あくまで目安程度とご理解下さい。間違いがありましたら、ご指摘いただければ幸いです。なお、今後手直しの可能性がありますので、転載は禁止させていただきます。お友達に知らせたい方は、リンクをご連絡下さい。


「Japanアップデート:日本の’ホットゾーン’内の動物救済のため、世界の専門家達を集結」
2011/04/25 By Dick Green:
日本の国土と海がひどく荒廃することとなった壊滅的な日、3月11日から、6週間が過ぎた。
しかしながら、6週間が過ぎた今でも、連日日本のニュースのヘッドラインに現れるのは、福島の原発問題がこの国を捉えたままであるということである[注:多少意訳しました]。
私は3週間前に、被災エリアの[被害の]評価のための出張から戻ったが、今また東京へ向かうため、スーツケースに荷物をつめ始めている。非常に重要な、放射線と動物のエキスパートが集まる会議に出席するためである。
先日の渡日で、私は福島常住保護センターを率いる獣医、Toshio Mizoguchi氏に出会った。Dr. Toshioは我々にセンターの、いくらかはダメージを受けているが、それほど酷いダメージは受けていない施設を見せてくれた。彼は、原発に近い、20km以内の野生動物のことを心配していた。
我々は、所謂「ホットゾーン」の中の全ての動物たち(野生動物、ペット、家畜)の被曝量をモニターする方法について話し合った。我々は、どのように放射線がこれらの動物たちに影響するか、そして彼らを除染する方法と、彼らをより安全な場所へ移動させる方法を知りたかった。
更に、善意の団体と、動物の飼い主達が、危険区域に入り世話をしたり、ときには、被曝した動物を外に連れ出し始めていた。
我々がこのことを見たのは事が起こる前であったが、このことは、より危険な状況をもたらしつつあった。現在、日本政府は避難区域周辺での安全監視をより厳重にしている。[注:22日以降入域者に罰則を適用する決定のことを示すと思われる]
それゆえ、私が日本の協力者と会う間に、ひとつのプランが形になった。もし我々がすぐに関連分野の専門家をいくらか集めて、福島と、[避難区域に]残された動物たちのための議論をすることができたら、動物たちの飼い主と、いくつかの放射線被曝に関する難問を抱えている日本政府を助けるためのプランが立てられるのではないか、と気づいたのだ。
これは、間違いなく、動物愛護において非常に重要な意味を持つ。日本で被災した動物たちだけなく、今後起こるであろう類似の問題に対しても。
我々は、国際動物福祉基金として復興に貢献するのに一番良い方法は、会議に参加する専門家を集め、一刻も早く日本へ連れていくことだ、と思った。今、我々は5月の2日から3日にかけて、日本とアメリカから14人の専門家を集め、手順、[被曝量の]モニター方法、動物の避難、必要であれば、放射能除染についての提言を行うためのサミットを企画している。
ペットを避難区域から救出し、安全に放射能除染して、再び家族に会わせることで、我々は、自らの命を危険に晒して避難区域に再入域しようとする人々を著しく減らすことが出来るだろう。
これらのまる二日間、我々は、被曝、動物生理学、動物行動学、動物救助と避難テクニック、動物の放射能除染、アニマルシェルターと飼育管理、野生動物の生息環境とリハビリテーション、そしてその作業に当たる人の安全管理について網羅する予定である。
日本は、この先いくつかの難しい決定を余儀なくされるだろう。原発に近い場所にいる動物たちーー特に飼い主が近づく事ができないエリアについての決定は一刻も早くされる必要がある。
我々は、動物たちが苦しむのを見たくない。それゆえ、人間が下せる唯一の判断が、安楽死である、という局面もあるかも知れない。
しかし、そのような決定を下す前に、我々の心からの希望は、[日本]の政府が、これらの専門家達とともに議論の席につき、そのような厳しい決定を下すときには、動物福祉を十分に考慮する、ということを確約してくれることである。
専門家グループには、日本の環境省、アメリカ農務省、アメリカ陸軍獣医部隊、獣医師及び毒物学の専門家、アカデミー会員、およびIFAWの代表者を含む。
本日、私は日本の東海岸を襲った津波の信じ難い映像のうちの一本をまた見た。これは、私に、この現実を思い起こさせるのに役立つからだ。この渦中にある全ての人、全ての動物たちが、まだこれからやってくる故障した原発による災害に立ち向かうため、どれほど我々の助けを求めているかを、思い出すのに役立つからだ。
-DG
この記事の詳細、および援助に関しては、www.ifaw.org へ。


英語で見ると非常に感動的な記事なのですが、なかなか日本語に訳すのは難しいです。。。

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