ペアのウサギのパートナーが亡くなってしまったとき

[:ja](このエントリーは、アメリカのHouse Rabbit Societyから管理人が学んだことをもとにしています)

長い間一緒に暮らして来たウサギが亡くなってしまったとき。

飼い主は悲しくて涙にくれるでしょうが、実は、それ以上に悲しんでいる存在がいます。

そう、その亡くなったウサギのパートナーだった子です。

特に2匹のペアでウサギを飼っていた場合、飼い主は自分のことより何よりまず、残ったウサギのケアに気をつけてやらなければなりません。

実際に以下の現象がみられる恐れがあります。

  • 意気消沈してしまいご飯を食べない
  • お腹の動きが悪くなる
  • 神経質になり、少しの物音や動作でも怯える
  • 楽しそうな顔をしない、走って遊ばない
  • etc.

うさぎにそんな深い情があるのか、なんてバカにしてはいけません。

イエウサギは穴ウサギを祖先に持ちますので、もともと社会性がある生き物です。

社会性があるということは、他のウサギに対する感情もかなり発達しているのです。

悲しみはどうしてやることもできませんが、問題は、悲しみと不安のあまり、体調を崩す子がいることです。

以下、HRSで勧めている対策を紹介します。

1)ウサギのぬいぐるみをケージに入れてやる。

こんな子供だましでいいのか、、と私も最初驚きましたが、これが実際に効果があることを、パートナーのえせるを失ったまんごろし太の挙動で確信しました。

ペアで飼われているうさぎは、普段から隣にパートナーのぬくもりを感じています。つまり、体の横に、別のウサギの毛皮が触れている状態が当たり前なのです。

これが、突然なくなったときの不安は計り知れません。その不安を軽減してやるために、ぬいぐるみが役に立つのです。

したがって、このぬいぐるみは、きちんとウサギの格好をしたぬいぐるみである必要があります。私達は、下のビデオのぬいぐるみと、テディベアのウサギ版(したがって、形はどうみてもウサギではない)の両方を置いてみましたが、テディベアの方には見向きもしませんでした。

まんごろし太は、この灰色のぬいぐるみの顔を舐めてやったり、時には耳を掃除してやろうとしたりします。これは、ウサギが、きちんとぬいぐるみの形を理解し、耳や顔の部位を理解しているという証です。

日本で入手できるものだと、以下のような形であれば良いと思います。

ウサギ No.2796


(Hanseはほかにも色々本物っぽいウサギのぬいぐるみを作っている模様なので、亡くなったウサギに似た色があればそちら でもよい。ただ、立ち姿、立ち座り型は、ウサギが舐めたときに転がってしまうので、姿はこのような伏せの形の方が良いと思われます。あと、サイズもそこそ こ本物のウサギに近い大きさであること。)

2)普段より多くスキンシップをとってやる

人間ではウサギにかなうべくもありませんが、飼い主の私達が沢山なでてやり、愛情を注いでやることで、多少は気が紛れます。

また、不安になっているウサギは体調を崩しやすく、その体調の変化をいち早く察するためにも、普段目にとどかないところにケージを置いている人は、ケージを居間に移すなどの対策を講じた方がいいでしょう。

3)もしパートナーのウサギの死因が病気や突然死だったら、ケージを消毒する

そもそも伝染性の病気だったら、既にパートナーとは分けて飼育していると思いますが、そうでなくても矢張りケージの消毒はする方がよい、と獣医さんに教わりました。

方法は、台所用漂白剤を300倍にうすめたものにケージ一式を浸して15分待ちます。

その後水で漂白剤を流し、かわかす、といった具合です。

カーペットの除菌は難しいかもしれませんが、布などを入れている人はそれも洗濯すべきでしょう。

4)次のパートナー探しまでには、少なくとも3週間あける

悲しそうなウサギの顔を見ているのもつらいですし、すぐにまた新しいパートナーを……と焦ってしまう気持ちは分かりますが、ウサギにも悲しみを癒す時間が必要、とのことです。

3週間くらいして、1匹でいることに慣れて来たら、また新しいパートナーを探してあげて下さい。

ちなみに、多頭飼いでメンバーが変わってしまったとき(増える場合も減る場合も)、ウサギの心の中では色々な心境の変化があるようです。

我が家のウサギのケースをこちらのエントリに書いていますので、興味のある方はどうぞ。[:en]

(このエントリーは、アメリカのHouse Rabbit Societyから管理人が学んだことをもとにしています)
長い間一緒に暮らして来たウサギが亡くなってしまったとき。
飼い主は悲しくて涙にくれるでしょうが、実は、それ以上に悲しんでいる存在がいます。
そう、その亡くなったウサギのパートナーだった子です。
特に2匹のペアでウサギを飼っていた場合、飼い主は自分のことより何よりまず、残ったウサギのケアに気をつけてやらなければなりません。
実際に以下の現象がみられる恐れがあります。

  • 意気消沈してしまいご飯を食べない
  • お腹の動きが悪くなる
  • 神経質になり、少しの物音や動作でも怯える
  • 楽しそうな顔をしない、走って遊ばない
  • etc.

うさぎにそんな深い情があるのか、なんてバカにしてはいけません。
イエウサギは穴ウサギを祖先に持ちますので、もともと社会性がある生き物です。
社会性があるということは、他のウサギに対する感情もかなり発達しているのです。
悲しみはどうしてやることもできませんが、問題は、悲しみと不安のあまり、体調を崩す子がいることです。
以下、HRSで勧めている対策を紹介します。


1)ウサギのぬいぐるみをケージに入れてやる。
こんな子供だましでいいのか、、と私も最初驚きましたが、これが実際に効果があることを、パートナーのえせるを失ったまんごろし太の挙動で確信しました。
ペアで飼われているうさぎは、普段から隣にパートナーのぬくもりを感じています。つまり、体の横に、別のウサギの毛皮が触れている状態が当たり前なのです。
これが、突然なくなったときの不安は計り知れません。その不安を軽減してやるために、ぬいぐるみが役に立つのです。
したがって、このぬいぐるみは、きちんとウサギの格好をしたぬいぐるみである必要があります。私達は、下のビデオのぬいぐるみと、テディベアのウサギ版(したがって、形はどうみてもウサギではない)の両方を置いてみましたが、テディベアの方には見向きもしませんでした。
まんごろし太は、この灰色のぬいぐるみの顔を舐めてやったり、時には耳を掃除してやろうとしたりします。これは、ウサギが、きちんとぬいぐるみの形を理解し、耳や顔の部位を理解しているという証です。

2)普段より多くスキンシップをとってやる
人間ではウサギにかなうべくもありませんが、飼い主の私達が沢山なでてやり、愛情を注いでやることで、多少は気が紛れます。
また、不安になっているウサギは体調を崩しやすく、その体調の変化をいち早く察するためにも、普段目にとどかないところにケージを置いている人は、ケージを居間に移すなどの対策を講じた方がいいでしょう。
3)もしパートナーのウサギの死因が病気や突然死だったら、ケージを消毒する
そもそも伝染性の病気だったら、既にパートナーとは分けて飼育していると思いますが、そうでなくても矢張りケージの消毒はする方がよい、と獣医さんに教わりました。
方法は、台所用漂白剤を300倍にうすめたものにケージ一式を浸して15分待ちます。
その後水で漂白剤を流し、かわかす、といった具合です。
カーペットの除菌は難しいかもしれませんが、布などを入れている人はそれも洗濯すべきでしょう。
4)次のパートナー探しまでには、少なくとも3週間あける
悲しそうなウサギの顔を見ているのもつらいですし、すぐにまた新しいパートナーを……と焦ってしまう気持ちは分かりますが、ウサギにも悲しみを癒す時間が必要、とのことです。
3週間くらいして、1匹でいることに慣れて来たら、また新しいパートナーを探してあげて下さい。
ちなみに、多頭飼いでメンバーが変わってしまったとき(増える場合も減る場合も)、ウサギの心の中では色々な心境の変化があるようです。
我が家のウサギのケースをこちらのエントリに書いていますので、興味のある方はどうぞ。

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One thought on “ペアのウサギのパートナーが亡くなってしまったとき

  1. まんごろし太とはヒドい名前ですね。
    その名前で意気消沈しているのではないでしょうか笑

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